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人間がいなくなった後の自然

出版社名 草思社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-7942-2647-1
4-7942-2647-0
税込価格 3,740円
頁数・縦 399P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

私たちがいなくなれば、自然は新生する―人間が争い、収奪し、汚染しつくした果てに見捨てた土地では、リセットされた大地で自然が新しい環境として遷移し、地球上のほかのどのエリアとも異なる豊かな生態系をはぐくんでいた。都市としての死と再生する生命が交錯するさまざまな荒廃地域を訪れ、臨場感あふれる筆致で新たな自然像を描きだす野心作。サンデー・タイムズベストセラー/ジョン・バロウズ賞受賞。

目次

第1部 人間のいない間に(荒地―スコットランド、ウエスト・ロージアンのファイブ・シスターズ
無人地帯―キプロスの緩衝地帯 ほか)
第2部 残る者たち(荒廃都市―アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト
無秩序の時代―アメリカ合衆国、ニュージャージー州、パターソン)
第3部 長い影(不自然な淘汰―アメリカ合衆国、スタテンアイランド、アーサー・キル
禁断の森―フランス、ヴェルダン、ゾーン・ルージュ ほか)
第4部 エンドゲーム(啓示―モンセラトの首都 プリマス
大洪水と砂漠―アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ソルトン湖)

出版社・メーカーコメント

人間が去ってしまった土地は、地球上で最も豊かな生態系を持つ場所となっていた!キプロスの軍事的緩衝地帯から、産業が衰退したデトロイト、チェルノブイリなど…世界中の荒廃した人が住まなくなった土地を訪ね、自然の回復、新生の実態を追った驚異のドキュメント。サンデータイムズベストセラー、ジョン・バロウズ賞受賞、英国王立文学協会オンダーチェ賞最終候補…各方面から絶賛される、注目の一冊!

著者紹介

フリン,カル (フリン,カル)   Flyn,Cal
作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得
木高 恵子 (キダカ ケイコ)  
淡路島生まれ、フリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校インタースクール大阪に通学し、英日翻訳コースを修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)