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投書狂グレアム・グリーン

出版社名 晶文社
出版年月 2001年7月
ISBNコード 978-4-7949-6490-8
4-7949-6490-0
税込価格 3,740円
頁数・縦 364P 22cm

商品内容

要旨

20世紀を代表する作家、グレアム・グリーン。彼はつねに時代へ物申す、「投書の人」だった。ベトナム戦争やキューバ革命。猥褻表現と検閲。ル・カレ、コナン・ドイル、チャップリン。死ぬ権利や避妊について。ハリウッド映画の裏側、郵便への不満…。新聞・雑誌の切り抜き記事やカーボン紙に残された手紙の控えをもとに、膨大な投書を集成。世界情勢から日常茶飯まで、辛辣にしてユーモアあふれる176の投書から、グリーンの素顔と思考が鮮やかに浮かびあがる。投書というジャーナリズムの真骨頂を知り尽した作家による、もう一つの20世紀の証言。

目次

1 1940‐1950年代(ギルの猿
むきだしの黄色い頭骸 ほか)
2 1960年代(海賊版
モスクワのバーナード・レヴィン ほか)
3 1970年代(ハイチの大虐殺
カンボジアからの撤退 ほか)
4 1980年代(市民防衛
キューバからの出国 ほか)

おすすめコメント

「飲みすぎるとつい、おかしな投書をしたくなるんだ」辛辣、ユモア、悪戯、挑発世界情勢から日常茶飯事まで、名画『第三の男』の作家による、投書ジャナリズムの愉しみかた。

著者紹介

グリーン,グレアム (グリーン,グレアム)   Green,Graham
1904年ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、「タイムズ」に勤務。1929年、『内なる私』を上梓、作家となる。第二次大戦中は情報活動に従事。『ブライトン・ロック』『権力と栄光』『事件の核心』『情事の終り』等の数々の作品で世界的な名声を得る。代表的なカトリック作家であり、映画用に書かれた「第三の男」のほか、映画化された作品も多い。1991年死去
ホートリー,クリストファー (ホートリー,クリストファー)   Hawtree,Christopher
「文学探偵」の異名を持ち、英米の新聞や雑誌で活躍するジャーナリスト。1930年代の伝説的週刊誌「ナイト・アンド・デイ」のアンソロジーの編纂者でもある
新井 潤美 (アライ メグミ)  
1961年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)