• 本

能力主義をケアでほぐす

出版社名 晶文社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-7949-7461-7
4-7949-7461-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 229P 19cm

商品内容

要旨

ケアから考える家族、学校、社会、制度、資本主義。長らく成果主義と自己責任論の呪縛に苦しんできた著者が、自らの子育て体験を経てケアに目覚めた。その過程で読んできた本、出会ってきた人々とのエピソードで語る、ケア中心社会への見取り図となる思索エッセイ。能力は個人に備わったものではなく、他者との関係性のなかで立ち上がるもの。能力主義の軋轢に対しては、ケアの精神でときほぐす!

目次

第1章 能力主義のなにが問題なのか?(学力偏重は「やめたくてもやめられない」アディクション
能力主義をいかに相対化するか ほか)
第2章 ケアについて考える(「弱さ」を基軸とした強いつながり
「交換」から「使用」への価値転換 ほか)
第3章 家族がチームであること(第一優先は家族、第二優先が仕事
お父さん「も」支える言葉 ほか)
第4章 学校・制度・資本主義(資本主義経済の裏で隠されているもの
「平均の論理」は「社会的排除の論理」 ほか)

著者紹介

竹端 寛 (タケバタ ヒロシ)  
1975年京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部教授。専門は福祉社会学、社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)