• 本

発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。

SB新書 373

出版社名 SBクリエイティブ
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-7973-8975-3
4-7973-8975-3
税込価格 880円
頁数・縦 157P 18cm

商品内容

要旨

発達障害のポジティブなとらえ方、障害のない社会のつくり方―発達に課題のある子どもたち8000人が通い、さらには待機児童が何千人もいるという人気の教室「LITALICOジュニア」。著者は「教室に来る子はみな独創的で、将来の可能性を感じさせる子たち」と語る。本書では、発達障害という「個性」を伸ばすためのヒントから、多様な人が活躍できる「障害のない社会」のつくり方までを提唱していく。

目次

第1章 ADHDは僕の強み(僕はADHDなんだ!
ADHDの定義はネガティブすぎる ほか)
第2章 子どもが一番の先生だ!(周囲から見る「困った子」は、実は「困っている子」
お子さんの特性を深く「知る」ことが第一歩 ほか)
第3章 子どもの心に火をつける(子どもたちの創造性を育む教室
答えは自分で創造する ほか)
第4章 「多様性」を力に変えていく働き方(未来には、僕らが想像もできない働き方が待っている
多様な個性を活かした働き方をしている先輩たち ほか)
第5章 障害のない社会をつくる(社会を変えていく3つの力
世の中にないものをつくる「ビジネスの力」 ほか)

おすすめコメント

発達に課題のある子ども8000人以上が通う、超人気教室の教え 発達に凹凸のある子の伸ばし方、障害のない社会のつくり方 発達に課題のある子どもたち8000人が通い、さらには待機児童が何千人もいるという人気の教室「LITALICOジュニア」。著者は「教室に来る子はみな独創的で、将来の可能性を感じさせる子たち」と語る。本書では、発達に凹凸のある子の伸ばし方、また、多様な人が活躍できる「障害のない社会」のつくり方までを提唱していく。−−−−−−−−−−− 僕は、発達に課題のあるお子さんたちの保護者の方々とお話しする機会が頻繁にあります。そこでよく耳にするのは、「普通の子どもになってほしい」 「みんなと同じになってほしい」 「どうかうちの子を、ほかの子たちと同じにしてください」と、直接お願いされたこともあります。でも、発達障害に限らず、子どもたちはみんな違っています。伸びていく方向も伸びていくペースも、本来みんなバラバラです。違っているのに、頑張って同じにしようとしても当然うまくはいきません。大切なことは違いを理解すること。そして、その違いをその子らしい生き方へとつなげていくことなのです――。

著者紹介

長谷川 敦弥 (ハセガワ アツミ)  
1985年生まれ。2008年名古屋大学理学部数理学科卒業。2009年8月に株式会社LITALICO代表取締役社長に就任。「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、障害のある方に向けた就労支援サービスを全国58カ所、発達障害のある子どもを中心とした教育サービスを全国70教室、小中学生にプログラミングを教える「IT×ものづくり」教室や、子育て中の親に向けたインターネット・メディアも展開
野口 晃菜 (ノグチ アキナ)  
インクルーシブ教育研究者。小学校講師・杉並区教育ビジョン策定委員などを経て、筑波大学大学院博士課程において、アメリカのインクルーシブ教育の研究に取り組むとともに、学校などの教育現場で教員・指導員向け研修や育成に携わる。LITALICO研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)