炎上案件明治/大正ドロドロ文豪史
出版社名 | 集英社インターナショナル |
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出版年月 | 2021年1月 |
ISBNコード |
978-4-7976-7394-4
(4-7976-7394-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 253P 19cm |
商品内容
要旨 |
太宰治の恨み、三島由紀夫のコンプレックス、石川啄木の金、田山花袋のフェチ…など、炎上文豪オールスター。 |
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目次 |
太宰治の憤怒―見苦しいほどの功名心と金欠 |
出版社・メーカーコメント
名作の陰に炎上あり!不倫、DV、薬物、同性愛、毒親、なんでもあり、炎上文豪オールスター大集結! 文豪たちは苦しみ、悶え、それらを作品として昇華させた。文豪たちのあの作品はこうして生まれたのだ!ドロドロの中でこそ文学はきらめく。彼らの「炎上キーワード」をひもとき、その言葉を使わざるを得なかった彼らの人生の一時期を紹介。彼らの知られざる一面に触れる時、文学の面白さは格段にアップする。【目次より】●炎上案件1 太宰治と「憤怒」/見苦しいほどの功名心と金欠●炎上案件2 島村抱月と松井須磨子の「逢う」/劇作家との愛を演じ切った女優の縊死●炎上案件3 国木田独歩の「恋」/真面目で一途な独歩が二度の結婚で知ったこと●炎上案件4 田山花袋と永代美知代「噂」/『布団』で人生が狂ったヒロインのモデル●炎上案件5 与謝野晶子の「晦渋(かいじゅう)」/師への激しい恋心を読んだ女性たち●炎上案件6 有島武郎の「希う」/『惜しみなく愛は奪ふ』波多野秋子との無理心中●炎上案件7 鈴木三重吉の「腐れ縁」/飲めば暴れる三重吉と二番目の妻・らく子●炎上案件8 らいてうへの紅吉の「赦(ゆる)し」/カミングアウトした同性愛●炎上案件9 漱石の長女と久米正雄の「機」/筆子をめぐる久米正雄と松岡譲の恋愛事件●炎上案件10 北原白秋の「謬(あやま)る」/隣家の人妻との道ならぬ関係●炎上案件11 石川啄木の「成心」/借金王啄木が求めたもの●炎上案件12 川端康成の「眠り」/川端の死は自殺だったのか事故だったのか●炎上案件13 森鴎外の「瑕瑾(かきん)」/「舞姫」の小さなキズとは何か●炎上案件14 夏目家の「贅沢」/漱石の生前没後の経済●炎上案件15 三島由紀夫の「誇示」/ひた隠しにした出自のコンプレックス●炎上案件16 伊藤整の「猥褻」/『チャタレイ夫人の恋人』はエロ本か文学作品か●炎上案件17 永井荷風の「累」/父親への嫌悪から選んだ生き方●炎上案件18 徳富蘆花の「絶交」/偉大な兄・蘇峰との確執●炎上案件19 山田美妙の「窃(ひそ)かに」/文壇をリードした美妙の惨めな最期●炎上案件20 島崎藤村の「別離」/教え子との実らなかった恋