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大の里を育てた〈かにや旅館〉物語

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-7976-7464-4
4-7976-7464-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 205P 19cm

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要旨

2025年5月、大相撲の大の里関(本名・中村泰輝)が横綱に昇進した。初土俵から所要13場所での横綱昇進は、横綱が番付上の地位として明文化された1909年以降で最速という。この快挙とともに注目されているのが、大の里関が中高6年間を過ごした新潟県糸魚川市にある海洋高校の寮、通称〈かにや旅館〉だ。本書は、大の里関、十両白熊関(本名・高橋優太)をはじめとする大相撲の現役力士10人(2025年7月現在)のほか、多くのアマチュア力士を育てた〈かにや旅館〉を担う、田海哲也氏と妻の恵津子さんの奮闘を追ったノンフィクションだ。哲也氏は2004年、新潟県相撲チームの監督に就任し、経営していたかにや旅館で、地元の公立学校である能生中学と能生水産高校(現・海洋高校)の相撲部員の寮を兼ねることになった。多感な年ごろの子どもたちと同じ屋根の下で暮らし、相撲の技だけでなく、人間として成長の土台づくりを担っている。今後は相撲による地域活性化にも注力していくようだ。著者は作家、スポーツライター。雑誌のスタッフライターを経てフリーランス。ノンフィクションやエッセイの執筆のほか、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年7月25日]

商品内容

要旨

唯一無二の感動。少年たちの夢を支え育む相撲部屋。日本海の小さな町で繰り広げられる子育て、力士育成の物語。

目次

序章 能生町が人・人・人であふれた日
第一章 相撲部屋〈かにや旅館〉の誕生
第二章 有望な少年たちが集まり始めた
第三章 中村泰輝(大の里)が来た
第四章 〈かにや〉の生活と人間模様
第五章 大相撲の敷居は高かった
第六章 祝勝会前夜 母たちの証言
第七章 中村泰輝から大の里へ
第八章 大の里快進撃の陰に
第九章 〈かにや旅館〉の未来展望
エピローグ 恵津子と哲也の明日

出版社・メーカーコメント

祝・大の里関 横綱昇進! 第75代横綱。新入幕から史上最速のスピードで最高位に。 唯一無二の感動。少年たちの夢を支え育む相撲部屋。新潟県糸魚川市能生(のう)に、全国の相撲少年が集まる寮〈かにや旅館〉がある。海洋高校相撲部の田海(とうみ)哲也総監督が経営していた元旅館だ。そこが実質、相撲部屋となり、続々と未来のスター力士を輩出している。パワハラ、いじめ、不登校など、難しい問題が渦巻く中、田海夫妻が彼らの心身の成長に深くかかわり、そのおかげで生徒たちは練習に打ち込めている。本書は、大の里をはじめ多くの力士たちと田海夫妻を中心にした、〈かにや旅館〉で繰り広げられる感動の子育て、力士育成の物語。【本文より】この本は、運命の糸に導かれるようにアマチュアの相撲部屋を受け持つことになり、いまや大相撲で活躍する人材を輩出するようになった新潟県糸魚川市能生町の〈かにや旅館〉に光を当てた物語だ。(「はじめに」より)【目次より】序 章 能生町が人・人・人であふれた日 ◇第一章 相撲部屋〈かにや旅館〉の誕生 ◇第二章 有望な少年たちが集まり始めた ◇第三章 中村泰輝(大の里)が来た ◇第四章 〈かにや〉の生活と人間模様 ◇第五章 大相撲の敷居は高かった ◇第六章 祝勝会前夜 母たちの証言 ◇第七章 中村泰輝から大の里へ ◇第八章 大の里快進撃の陰に ◇第九章 〈かにや旅館〉の未来展望【著者略暦】小林信也(こばやし のぶや) 作家、スポーツライター。1956年、新潟県長岡市生まれ。雑誌のスタッフライターを経てフリーランス。ノンフィクションやエッセイの執筆のほか、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍中。著書に『生きて還る』(集英社インターナショナル)、『「野球」の神髄』(集英社新書)、『高校野球が危ない!』(草思社)、『少年 大谷翔平「二刀流」物語』(笑がお書房)、『武術に学ぶスポーツ進化論』(どう出版)など。

著者紹介

小林 信也 (コバヤシ ノブヤ)  
作家、スポーツライター。1956年、新潟県長岡市生まれ。雑誌のスタッフライターを経てフリーランス。ノンフィクションやエッセイの執筆のほか、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)