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クレーンゲームで学ぶ物理学

インターナショナル新書 139

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-7976-8139-0
4-7976-8139-X
税込価格 968円
頁数・縦 220P 18cm

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要旨

最近では「アミューズメント施設」とも呼ばれる「ゲームセンター」で、長年にわたり、世代や性別を問わず人気の遊技の一つに「クレーンゲーム」がある。透明な大きめの容器箱に入ったぬいぐるみなどの景品を小型のクレーンを動かしてアームでキャッチし、成功すればその景品がもらえるというものだ。
本書では、クレーンゲーム歴30年以上の物理学者が、クレーンゲームを題材に物理学の基本を解説する。著者は、物理学的な視点からのクレーンゲームの研究をライフワークとしており、大学の基礎教育科目の授業や、高校生向けの模擬授業などで、その研究成果を披露している。クレーンゲームで遊ぶ過程で「座標・ばね・重心・てこの原理・振動・力の合成と分解・摩擦力・電磁誘導・位置エネルギー・確率」といった物理学の原理を、現実感をもって学べるのだという。
著者は鹿児島大学理学部教授。東京大学物性研究所COE研究員、東北大学金属材料研究所准教授などを経て、2010年より現職。専門は強磁場物質科学。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年5月14日]

商品内容

要旨

クレーンゲームは物理学の宝庫!ゲームセンターでクレーンゲーム機に硬貨を投入し、ボタンを操作し景品をゲットする―、この一連の動作に「座標・ばね・重心・てこの原理・振動・力の合成と分解・摩擦力・電磁誘導・位置エネルギー・確率」といった、様々な物理の基本が詰まっています。ゲームの仕組みや景品ゲットまでの悪戦苦闘を描きながら、物理の基本に触れていく。クレーンゲーム歴30年の物理学者によるオモシロ物理学入門!

目次

第1章 クレーンゲームの物理的環境
第2章 クレーンゲームとアームの物理
第3章 クレーンゲームの摩擦力
第4章 フィールド上の攻防
第5章 プライズの転倒
第6章 クレーンゲームのポテンシャル
第7章 クレーンゲームのコイルと電流
第8章 クレーンゲームの確率と規則性

出版社・メーカーコメント

クレーンゲームは物理学の宝庫! ゲーム歴30年の物理学者による、クレーンゲームで物理学を学べる一冊。\ 物理って、こんなにオモシロイ!/本書はクレーンゲームを題材に、物理学の基本を解説していく本です。著者はクレーンゲーム歴30年の物理学者で、ライフワークとしてクレーンゲームを物理学的な視点から研究しています。ゲームセンターで硬貨を投入し、ボタンを操作し、クレーンを動かし景品をゲットする--。この一連の動作に「座標・ばね・重心・てこの原理・振動・力の合成と分解・摩擦力・電磁誘導・位置エネルギー・確率」といった、様々な物理の基本が詰まっています。ゲームの仕組みや景品ゲットまでの悪戦苦闘を描きながら、物理の基本に触れていく。物理が好きな方も苦手な方も、楽しく読めて物理がもっと身近になる、オモシロ物理学入門!【本書で紹介する主な内容】(目次より抜粋、再編集)●クレーンゲームで学ぶ「座標」の便利さ●クレーンゲームの仕組みは「ばね」●「フックの法則」と「支点・力点・作用点」●ガリレオの「振り子」はクレーンゲームの「揺れ」●クレーンゲームと「摩擦力」を使った攻防●プライズ(景品)の転倒と「重心」●「撃力」で綾波レイを倒す●山積みのプライズ(景品)と「ポテンシャルエネルギー」●クレーンゲームのコイルと「電流」●クレーンゲームの「確率」とは【著者プロフィール】小山佳一(こやま・けいいち)鹿児島大学理学部教授。1967年、沖縄県生まれ。愛媛大学理学部物理学科卒業、愛媛大学大学院理学研究科、広島大学大学院生物圏科学研究科修了、博士(学術)。東京大学物性研究所中核的研究機関研究員、東北大学金属材料研究所助手及び准教授を経て、2010年より現職。専門は強磁場物質科学。1998年、日本応用磁気学会学術奨励賞、2017年、日本磁気科学会優秀学術賞、2023年、日産財団リカジョ育成賞奨励賞などを受賞。床上操作式クレーン運転技能講習修了証・玉掛け技能講習修了証などの資格を多数持つ。クレーンゲーム歴は30年以上で、近年では高校生向けにクレーンゲームを題材にした物理学の模擬授業や、小中学生向け公開授業、他大学でクレーンゲームと物理学の特別講演を行うなど、精力的に活動している。

著者紹介

小山 佳一 (コヤマ ケイイチ)  
鹿児島大学理学部教授。1967年、沖縄県生まれ。愛媛大学理学部物理学科卒業、同大学院理学研究科、広島大学大学院生物圏科学研究科修了、博士(学術)。東京大学物性研究所COE研究員、東北大学金属材料研究所准教授などを経て、2010年より現職。専門は強磁場物質科学。クレーンゲーム歴は30年以上。近年は高校生向けにクレーンゲームを題材にした物理学の模擬授業を行うなど、精力的に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)