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マーケティング思考 業績を伸ばし続けるチームが本当にやっていること

出版社名 翔泳社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7981-6565-3
4-7981-6565-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 223P 19cm

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要旨

ビジネスの世界にはさまざまな専門用語があるが、中でもメジャーなのが「マーケティング」だ。企業はすべからく、モノやサービスを顧客に売り収益を得る組織なので、どんな業種であってもマーケティングとは無縁ではない。しかし、この言葉は、人によってさまざまな定義で用いられているのではないだろうか。本書では、マーケティングを「顧客体験にかかわるすべての業務」と広義にとらえ、その戦略や施策のOS(オペレーティングシステム)となる共通言語を「マーケティング思考」と名付けている。そして、マーケティング思考をベースにして成果を出せる組織・チームの要件と育成法について、陥りやすい落とし穴にも焦点を当てながら解説。マーケティング思考は、よく知られる「誰に? 何を? どのように?」というフレームワークで説明できるという。すなわち、顧客理解と顧客価値、そして具体的な施策の入り口から概要までを理解し、考えられるのがマーケティング思考である。著者は、株式会社グロースX取締役COO/インサイトフォース株式会社取締役。リンクアンドモチベーションなどを経て、2010年に企業のブランド・マーケティング領域特化の戦略コンサルティングファームのインサイトフォースを設立。2021年より株主および戦略アドバイザーとしてグロースXに参画。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年3月17日]

商品内容

要旨

マーケティングを強化したのに期待したほど業績が伸びない。その理由は企業のマーケティング人材が“木を見て森を見ず”の状態だからです。その施策は、「誰に」(顧客理解)、「何を」(顧客価値)を届けるものなのか?事業フェーズ上の優先度は妥当なのか?施策やツール活用を目的とせずに本質的な問いをもって働く人を増やし、最適な判断ができる組織・チームへ。本書は企業が陥りがちな落とし穴に焦点をあて、B to C、B to Bを問わずに成果を出せる組織・チームの要件と育成法を解説します。

目次

第1章 なぜ「マーケティング」は難しいのか(「マーケティング」が難しくてわかりにくい理由
言葉が矮小化され、各所で多用されている
ますます困難になるマーケティング人材の採用・維持
まぶしく輝くトップ企業のやり方が自社にあてはまるのか
「最新」ではなく「最適」を選ぶ賢い判断)
第2章 成果を出すOS=「マーケティング思考」(マーケティングで事業を伸ばす責任者の視界
シンプルだが奥深いフレームワーク「誰に?何を?どのように?」 ほか)
第3章 マーケティング思考を構成する3つの共通言語(3つの共通言語をそろえる意味
共通言語1:誡に?何を?どのように?
共通言語2:用語・指標の定義と相場観
共通言語3:事業フェーズ別の考え方)
第4章 事業フェーズ別の考え方・判断基準(事業フェーズ別の特性を理解する4つの視点
フェーズ1 事業立ち上げ期(0→1)の考え方・判断基準 ほか)
第5章 「マーケティング思考人材」育成の成功法則(360社/1.2万人の実績からわかった成果を出すマーケティングチームの特徴
成果が出ないチームによくある3つの問題症状
学校・塾の集団学習に人材育成のヒントが詰まっている
「マーケティング思考人材」の育成サイクル
「マーケティング思考人材」の育成の実践)

出版社・メーカーコメント

会社の売上につながる投資として、安易にマーケティングツールやシステムを取り入れてしまいがちです。しかし、誰に何をどのように提供するのか=「マーケティング思考」を明確にしていなければ、無駄に終わってしまいます。本書では会社の成長を阻む原因とそれを乗り越える秘訣をマーケティングのプロが徹底解説します!

著者紹介

山口 義宏 (ヤマグチ ヨシヒロ)  
株式会社グロースX取締役COO/インサイトフォース株式会社取締役。1978年、東京都生まれ。ソニー子会社で戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションでブランドコンサルティングのデリバリー統括などを経て、2010年に企業のブランド・マーケティング領域特化の戦略コンサルティングファームのインサイトフォースを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)