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隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

出版社名 翔泳社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7981-7532-4
4-7981-7532-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 207P 19cm

商品内容

要旨

APD(Auditory Processing Disorder)―「聴力に問題はないのに、特定の状況下で相手の言葉が聞き取れなくなってしまう困難」のこと。日本語では「聴覚情報処理障害」と訳され、「聞こえているのに、聞き取れない」と表現されることが多い。APDを理由に人間関係が壊れたり、仕事を辞めざるを得ない状況にまで追い込まれてしまったりする当事者は多いが、国内での認知はまだ低く、その訴えはなかなか理解されない。

目次

第1章 聞こえるのに、聞き取れない(「自分が悪いんやな」と思っていた
失われていく居場所 ほか)
第2章 治療法がないなかで(感じの悪い美容師
「誰が話しているのか」もわからない ほか)
第3章 「名前がつく」ということ(ぼくの世界がひらけたとき
布団のなかでひとり泣いた日 ほか)
第4章 社会に働きかける当事者(「共感」だけで終わらせたくない
全国に波及する当事者会 ほか)
第5章 当事者の隣で(第一人者の二十年
NHKの担当者 ほか)

出版社・メーカーコメント

ずっと、自分が悪いんだろうなと思っていた。「APDで悩む当事者たちのことを書いてくれませんか?」五十嵐大(いがらし・だい)1983年、宮城県出身。元ヤクザの祖父、宗教信者の祖母、耳の聴こえない両親のもとで育つ。高校卒業後上京し、ライター業界へ。2015年よりフリーライターとして活躍。著書に、家族との複雑な関係を描いたエッセイ『しくじり家族』(CCCメディアハウス)、コーダとしての体験を綴った『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)など。2022年、『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)で小説家デビュー。Twitter:@daigarashi第一章 聞こえるのに、聞き取れない第二章 治療法がないなかで第三章 「名前がつく」ということ第四章 社会に働きかける当事者第五章 当事者の隣で聴力に問題はないにもかかわらず、特定の状況下で聞き取れなくなってしまう困難のこと。Auditory Processing Disorderの略称であり、日本語では「聴覚情報処理障害」と訳される。 APDを理由に人間関係が壊れたり、仕事を辞めざる得ない状況にまで追い込まれてしまったりする当事者は多いが、国内での認知はまだ低く、その訴えはなかなか理解されない。近年では「聞き取り困難(症)」を意味するLiDと呼ばれることもある。

著者紹介

五十嵐 大 (イガラシ ダイ)  
1983年、宮城県出身。元ヤクザの祖父、宗教信者の祖母、耳の聴こえない両親のもとで育つ。高校卒業後上京し、ライター業界へ。2015年よりフリーライターとして活躍。著書に、家族との複雑な関係を描いたエッセイ『しくじり家族』(CCCメディアハウス)、コーダとしての体験を綴った『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)など。2022年、『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)