くじけそうになったとき、自信をなくしたとき、もうひと踏ん張りするとき、トップアスリートたちはどんな言葉に背中を押され、前に踏み出したのか―。

第１章　自分からやる気を出して前へ進む君は伸びる（一つのことに打ち込んでこそ、いい仕事ができる。
また陸上をやってみないか？　ほか）
第２章　準備万端で臨めば、怖いことは何もない（試合をやる前から、勝敗はすでに決まっている。
外国人選手も同じ人間。恐れることは何もない。　ほか）
第３章　感謝の心がもうひと踏ん張りを後押しする（苦しい顔はしてもいいけど、嫌な顔はするなよ。
いつもどおり「おはようごさいます」って、笑顔で挨拶しなさい。　ほか）
第４章　逆風は君を潰すためではなく、飛躍させるために吹く（今は山を下りよう。次にオレが、もっと高い山に登らせてやるから。
大丈夫だ、心配するな。監督のオレにすべて任せておけ。　ほか）
第５章　運は待つものではなく自分でつかむものだ（勝負どころで臆病でいたら、何もできない。
オレは運が強いんだよ。　ほか）

日本人選手の眠っていた力を引き出しトップアスリートへと導いた監督は、どんな意味を込めてその言葉を贈り、選手はどう応えたのか。