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医療が日本の主力商品となる

ディスカヴァー携書 087

出版社名 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-7993-1223-0
4-7993-1223-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 263P 18cm

商品内容

要旨

日本の医療制度は世界的に優れたものであったし、それは多くの医療者の献身的な努力によって、世界最高水準を維持してきたものだ。しかしこれが、精神論にのみ支えられているものであってはいけない。本書ではまず、日本の医療の欠点として何があるのかを洗い出してみたい。さらに、産業という視点で日本の医療の問題を眺てみたい。

目次

第1章 なぜ日本の医療は遅れをとったのか(日本医療の現状を見てみる
「病院」の語源としての無私の献身
皆保険制度の始まりはドイツ ほか)
第2章 混迷しながらも成長する世界の医療(皆保険導入を選ばなかった米国
米国にとっての自由という価値観
なぜ米国は医療費が高いのか? ほか)
第3章 日本の医療の進むべき道(産業としての医療という視点
医療の産業政策とは何か
医師はいかに産業政策と融合するか ほか)
第4章 医療が生活の一部になる今、我々に何ができるのか(医療のために、一個人はどうすればいいのか
健康を考えるのは健康な時
企業がなぜ福祉に関与するようになったのか ほか)
第5章 生き方・死に方を考える時(高齢者とは誰のことか
社会の担い手としての高齢者
多死時代をどう乗りきるか ほか)

著者紹介

真野 俊樹 (マノ トシキ)  
1987年名古屋大学医学部卒。医師、医学博士、経済学博士、日本内科学認定会専門医、MBA。臨床医を経て、1995年9月コーネル大学医学部研究員。以後、製薬企業のマネジメント、大和総研主任研究員などを経て、多摩大学統合リスクマネジメント研究所教授。同時に行政刷新会議規制・制度改革に関する分科会ライフイノベーションワーキンググループ委員、NEDO、経済産業省などの委員に就き、現在、日本医師会病院委員会委員長、厚生労働省独立行政法人評価委員会(審議会)委員、日本小児科医会国際委員等を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)