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投資型医療 医療費で国が潰れる前に

ディスカヴァー携書 184

出版社名 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-7993-2162-1
4-7993-2162-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 287P 18cm

商品内容

要旨

自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどない―そうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。

目次

序章 私たちはもう、沈み始めている
第1章 「医療がしていること」と「医療ができること」の大きなギャップ
第2章 今、社会が背負っている「医療」の姿
第3章 なぜ健康とお金をムダにしてしまっているのか?
第4章 医療の実力を発揮させるための二つの基本
第5章 「投資型医療」で、「皆が長く元気で生きられる、持続可能な社会」を目指そう!
第6章 「投資型医療」を実現するための七つの提言

おすすめコメント

糖尿病に1.2兆円。人工透析に1.6兆円。骨粗鬆症骨折に1兆円―。 じつは、健康なあなたも払っています。 自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどないーーそうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。 皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。 医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。 本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。 ※本書は『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(2013年小社より刊行)を改題・再編集したものです。

著者紹介

武内 和久 (タケウチ カズヒサ)  
1971年福岡県生まれ。94年東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省して以降、医療・福祉・年金など社会保障政策の企画立案に携わる。厚生労働省大臣官房、政策統括官、医政局、在英国日本国大使館一等書記官等を経て、現在、民間企業に在籍中
山本 雄士 (ヤマモト ユウジ)  
1974年札幌市生まれ。99年東京大学医学部を卒業後、同付属病院、都立病院などで循環器内科、救急医療などに従事。07年Harvard Business School修了。現在、株式会社ミナケア代表取締役、ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー、厚生労働省参与などを兼任。14年日本起業家賞受賞。教育活動として山本雄士ゼミを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)