• 本

「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復

出版社名 日本能率協会マネジメントセンター
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-8005-9193-7
4-8005-9193-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 365P 21cm

商品内容

要旨

自分の内なる声の主である“パーツ”たちに関心を向け、彼らと真に対話することで、豊かな精神性が現れる―「本来の自分」がトラウマを癒す。

目次

第1部 内的家族システム(私たちはみんな多重人格
パーツがブレンドする理由
これがすべてを変える ほか)
第2部 セルフ・リーダーシップ(癒しと変容
行動する「セルフ」
ビジョンと目的)
第3部 身体の中のセルフ、世界の中のセルフ(人生の教訓とトーメンター
内なる物理の法則
セルフを体現すること―セルフとして身体の中にいること)

出版社・メーカーコメント

よくないとわかっていながら、ついやるべきでないことをしてしまう。 温和な家庭を望んでいるのに、ついパートナーに厳しくあたってしまう。 一見矛盾している現象の背景には、合理的なシステムがあります。その構造を俯瞰し、一見マイナスに見える行動や反応をする「わたし」の役割を理解し、受け入れ、内面を調和させることで、 本来の力が発揮できるようになるアプローチが、「内的家族システム(IFS・インターナル・ファミリー・システム)」です。IFSとは、40年近い歴史を持つ、臨床から生まれたアプローチです。IFSは、家族療法士である米国のリチャード・シュワルツ氏が開発した、トラウマ治療を得意とする画期的な心理療法として臨床の現場で発展し、数十年にわたり心理学を変革してきました。近年では、日本でも注目を集めつつあります。この本では、なぜIFSがトラウマの回復、依存症治療、うつ病治療などの分野で非常に有効なのか、そしてこの新しい意識の理解がいかに私たちの人生を根本的に変える可能性があるのかを学ぶことができます。そして、この新しい意識の理解が、私たちの生活を根本的に変える可能性を秘めていることを学ぶこともできるでしょう。さまざまな内省手法を試したけれど、 根本的に自分を変えられないと感じる人に向けて、臨床心理の現場で発展してきたその手法を、 第一人者が説く書籍です。

著者紹介

シュワルツ,リチャード C. (シュワルツ,リチャード C.)   Schwartz,Richard C.
パデュー大学で結婚・家族療法の博士号を取得。イリノイ大学医学部シカゴ校精神科少年研究所准教授、ノースウェスタン大学家族研究所准教授を経て、ハーバード大学医学部で教鞭をとる。米国結婚・家族療法協会の上級会員であり、4つの専門誌の編集委員を務めている
後藤 ゆうこ (ゴトウ ユウコ)  
NVC認定トレーナー/IFSレベル2セラピスト/通訳。サンディエゴ州立大学で経営管理学・理学士号取得。2016年に日本人初のNVC認定トレーナーとなる。国内外でNVCを伝えながら、海外トレーナーとのコラボを手がけ、NVC国際集中トレーニングのオーガナイズ・通訳、トレーナーも務める。2016年に内的家族システム(IFS)に出会い、以降IFSの深さに感銘を受け、その後さまざまなトレーニングを受け、日本にIFSを紹介した先駆者の1人となる。現在は主にIFSをベースとした講座や個人セッションやカップルカウンセリングを行う
佐久間 智子 (サクマ トモコ)  
1994年杏林大学医学部卒、東北大学大学院医学系研究科博士課程在学中(2024年現在)。日本産科婦人科学会専門医。日本心身医学会/日本心療内科学会/日本トラウマティック・ストレス学会会員。開業医の父の影響で病気の根本治療を探求し、東洋医学、分子栄養学、機能性医療などに従事する中で、心と身体の関連の重要性に気づく。キネシオロジーの経験を経て、トラウマセラピストに転身。現在はIFSを中心に活動している
後藤 剛 (ゴトウ ゴウ)  
NVC認定トレーナー/IFSレベル2セラピスト/ファシリテーター/一般社団法人NVC研究所代表理事。自らの不登校の経験から、既存のシステムを超える教育を求め、自由の森学園やシュタイナー教育と出会う。大阪教育大学で教員免許を取得後渡米。人と人が本質から生かし合う在り方を求めて、カリフォルニアのスピリチュアル・コミュニティーに16年間在住。ITエンジニアの顔も持ち、アジャイルなシステム開発に従事。結婚が決定的な節目となり、マウイ島でNVC認定トレーナー夫婦の隣家に居住する環境に恵まれ、2016年に日本人初のNVC認定トレーナーとなる。現在『セルフ・ジャーニー(頭のない視座としてのセルフの旅路)』を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)