• 本

マイタの物語

フィクションのエル・ドラード

出版社名 水声社
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-8010-0266-1
4-8010-0266-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 325P 20cm

商品内容

要旨

1958年、ペルー山間部でごく小規模な反乱があった。首謀者はトロツキー派の組合運動家、名前はマイタ。その20年後、とある作家はこの事件を小説で再現しようと、事件の証言者たちを辿ってインタビューを試みる。しかし、証言者たちの語りは食い違い、反乱の全貌は窺えないまま最後の証言者マイタの居場所を突き止めることになる…。史実とフィクションを意図的に交錯させる大胆な手法を試みた、ノーベル賞作家によるメタ・フィクション。

著者紹介

ジョサ,マリオ・バルガス (ジョサ,マリオバルガス)   Llosa,Mario Vargas
1936年、ペルーのアレキパ生まれ。長編小説『都会と犬ども』(1963年)によりビブリオテカ・ブレベ賞を受賞して「ラテンアメリカ文学のブーム」の花形となった後、多数の作品を残している。1994年にセルバンテス賞、2010年にノーベル文学賞を受賞
寺尾 隆吉 (テラオ リュウキチ)  
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は現代ラテンアメリカ文学。著書・訳書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)