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案内係

フィクションのエル・ドラード

出版社名 水声社
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-8010-0270-8
4-8010-0270-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 302P 20cm

商品内容

要旨

思いがけず暗闇で目が光る能力を手にした語り手が、密かな愉しみに興じる表題作「案内係」をはじめ、「嘘泣き」することで驚異的な売上を叩き出す営業マンを描く「ワニ」、水を張った豪邸でひとり孤独に水と会話する夫人を幻想的な筆致で描く“忘れがたい短篇”(コルタサル)「水に沈む家」、シュペルヴィエルに絶賛された自伝的作品「クレメンテ・コリングのころ」など、ガルシア・マルケスはじめ“ブーム”の作家たちに多大な影響を与えたウルグアイの奇才による日本語版オリジナル傑作短篇集。

著者紹介

エルナンデス,フェリスベルト (エルナンデス,フェリスベルト)   Hern´andez,Felisberto
1902年、ウルグアイのモンテビデオ生まれ。若い頃からピアニストとして生計を立てるかたわら創作に励み、処女作『某』(1925年)を発表する。『クレメンテ・コリングのころ』(1942年)がジュール・シュペルヴィエルに激賞され、渡仏の機会を得る。同時期に発表された短篇集『誰もランプをつけていなかった』(1947年)が密かに作家たちの絶大な支持を獲得するも、生前は栄光に浴することなく、1964年にモンテビデオで没する
浜田 和範 (ハマダ カズノリ)  
1980年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、慶應義塾大学ほか非常勤講師。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)