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「ジョー」のモデルと呼ばれた男 天才ボクサー・青木勝利の生涯

出版社名 彩図社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-8013-0585-4
4-8013-0585-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 239P 19cm

商品内容

要旨

ファイティング原田、海老原博幸、藤猛など幾多のスターが生まれた1960年代の日本ボクシング黄金時代。その中にあって、ひときわ人気を集めたボクサーがいた。“メガトン・パンチ”青木勝利である。少年院でボクシングに出会い、退院後にジムに入門。連戦連勝で瞬く間に頭角を現しわずか19歳で東洋王座を獲得―。しかし、その類まれなる才能とは裏腹に、極度の練習嫌いでたびたび失踪し、試合当日に酒を飲んでリングに上がることすらあった。バンタム級史上最強の王者エデル・ジョフレへの挑戦、ライバルのファイティング原田との世紀の対決、そしてスターの座からの転落…。漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈のモデルにもなったとされる稀代の天才ボクサー・青木勝利。その知られざる栄光と挫折の軌跡。

目次

プロローグ 消えた天才ボクサーの足跡を訪ねて
第1章 不良少年から国民的ヒーローへ(ボクシングと出会った「不良少年」
三鷹ジム入門、プロテスト合格 ほか)
第2章 ボクサーとしての栄光と挫折(米倉健志との激闘、東洋タイトル奪取
名王者・ジョフレへの挑戦 ほか)
第3章 墜ちてゆくメガトン・パンチャー(ボクサー人生の晩年と泥沼の連敗
柴田国明との運命の“新旧対決” ほか)
第4章 長過ぎた「余生」とその晩年(キックボクシングへの転向表明と失敗
止まらぬ転落とホームレス生活 ほか)
エピローグ 善福寺池畔にて

著者紹介

葛城 明彦 (カツラギ アキヒコ)  
東京都杉並区西荻窪出身。早稲田大学教育学部卒。広告制作会社のコピーライター等をへて、未解決事件などをテーマとするノンフィクション作家(複数筆名を使用)となる。(一財)日本ボクシングコミッションのレフェリーとして多くの試合を裁いており、都内および近県では公的施設等で日本史講師も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)