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個性を伸ばす技術

出版社名 竹書房
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-8019-2759-9
4-8019-2759-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

足るを知れば、強くなる。足りないところや欠点の修正は最低限にとどめ、足りている個性を伸ばすことに重きを置く。長所を消さないよう、なるべく選手をいじらない。夏の3年連続を含む決勝5連敗から学び、二松学舎を東東京屈指の強豪に育て上げた、自然流指導論。

目次

第1章 戦国・東東京と二松学舎の歴史―夏の決勝戦10連敗を経て、今の二松学舎がある(東東京の歴史―早実から帝京へ
監督就任当時の東東京の勢力図―勝って当たり前の試合などない ほか)
第2章 私の球歴―幾多の出会いが野球人・市原勝人を作った(野球にはあまり興味のなかった少年時代
弱小クラブチームから二松学舎へ ほか)
第3章 指導の極意―個性を伸ばし、チームを強くする(指導法の移り変わり―試行錯誤は今も続く
選手をなるべくいじらない―自然に育つ環境を作る ほか)
第4章 甲子園に行くための練習―市原流ピッチャー&野手指導論(二松学舎のグラウンドと練習施設
一日の練習スケジュール ほか)
第5章 これからの高校野球を考える―二松学舎野球はどう対応するのか(「超強豪私学」と渡り合っていくために、我々がなすべきこと
高校野球の監督は、指導者である前に教育者である ほか)

著者紹介

市原 勝人 (イチハラ カツヒト)  
1965年3月4日生。東京都出身。二松学舎大附では1年春からベンチ入りし、3年時にはエースとしてセンバツに出場。チームを学校初の準優勝に導いた。その後は日大から社会人のNTT信越に進み、3年連続で都市対抗出場に貢献。母校の臨時コーチを経て1996年春、31歳で監督に就任した。就任6年目の2002年、2004年にセンバツ出場を果たすも夏の甲子園は遠く、3年連続を含む決勝5連敗を喫する。監督就任以前も含めると、これで学校として夏の決勝は10連敗となった。しかし、2014年、宿敵帝京を決勝で破り、ついに学校悲願の夏の甲子園初出場を決めた。その後は2017年、2018年と夏連続出場を果たすなど、チームを春夏通算6度の甲子園に導いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)