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妹が死んだ時の海亀

竹書房怪談文庫 HO−702

出版社名 竹書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-8019-4305-6
4-8019-4305-5
税込価格 1,000円
頁数・縦 318P 15cm

商品内容

要旨

怖い話、幽霊の話に収まらぬ奇怪な体験談を取材し続ける朱雀門出の最新怪異録。盆に船を出してはならない禁忌を好奇心で破った男が語る不気味な海の記憶…「妹が死んだ時の海亀」、夜の散歩で見かけた焚き火を囲む壼のようなもの。壼はぶつぶつと何かを喋り…「焚き火を囲む首」、姪がおじちゃんと呼ぶ視えない人。いつしか自分にも視えだしたソレが口にする不穏な言葉とは…「子供のお漬物」、幼い頃にさせられた異様な作業の記憶。箱にミニチュアの父母を詰めるというのだが…「報い箱」ほか、全話に著者の怪画付き。得体の知れない奇怪さに問答無用で惹きずりこまれる怪楽の65話収録!

目次

妹が死んだ時の海亀
男雛と犬の頭
家族らしくない春木一家の話
神から力を授かった人の話
受け子を追いかけて
腕の輪
焚き火を囲む首
報い箱
横倒しのやしろ
夜のみだらな鳥居
エレベーターにちんちんが落ちていた話
エレベーターが止まっていたので
包帯力士
忘れたサソリが群れで降る
裏住人
満点で死ぬ
飲ませるバイト
配達先のひと
キイロイ
イケナイ近道〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

奇妙な話奇怪な話。幽霊おばけだけでなくその外側にある「得体の知れない何か」を掬い取る不穏な怪談集。著者による挿絵怪画も収録!

著者紹介

朱雀門 出 (スザクモン イズル)  
大阪府生まれ。2009年、「今昔奇怪録」で第16回ホラー小説大賞短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)