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ミジンコ先生の諏訪湖学 水質汚濁問題を克服した湖

出版社名 地人書館
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-8052-0848-9
4-8052-0848-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 221P 19cm

商品内容

要旨

十数年前まで、諏訪湖では毎年夏になるとアオコが大発生し、湖面は緑のペイントを流したかのようだった。しかし近年、そのアオコが、ほとんど姿を消した。諏訪湖はもう、汚れた湖の代表ではない。諏訪湖で何が起きたのか。そして、これからどう変わっていくのだろうか。

目次

第1章 諏訪湖はどうして汚れたか(浅い湖は汚れやすい
諏訪湖は昔深かった ほか)
第2章 諏訪湖の生き物事情(迷惑害虫ユスリカの正体
諏訪湖のミジンコ ほか)
第3章 水質浄化への取り組み(河川、海域に比べ、進まない湖の水質浄化
形態を変え、湖内循環する窒素とリン ほか)
第4章 水質浄化と生態系(アオコが突然少なくなった
夏の諏訪湖、毒素が減少 ほか)
第5章 湖と人のこれから(水質浄化が“自然に”進む
地球温暖化が生物に影響 ほか)

著者紹介

花里 孝幸 (ハナザト タカユキ)  
1957年東京生まれ。1980年千葉大学理学部を卒業後、国立公害研究所(現:国立環境研究所)研究員。1991年科学技術庁長期在外研究員としてウィスコンシン大学(アメリカ合衆国)で研究に従事(〜1993年)。1995年信州大学理学部教授(附属諏訪臨湖実験所)。2001年信州大学山地水環境教育研究センター教授・同センター長(〜2006年)。2006年信州大学山岳科学総合研究所教授。専門は陸水生態学。特に湖沼の動物プランクトンの生態研究が中心。動物プランクトンを中心とした生物群集における生物間相互作用(食う‐食われる関係や競争関係)の解明に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)