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クマは眠れない 人を襲う異常行動の謎が解けた!

出版社名 東京新聞出版局
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-8083-0895-7
4-8083-0895-9
税込価格 1,362円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

ハンターらに囲まれた母子グマ。母グマは泣き叫ぶ小グマを守るように、そして最後の愛情を与えるかのように体をなめはじめた。そのとき銃弾が彼女の眉間を貫いた…。里山への出没が増えたツキノワグマ。駆除という殺処分をマニュアル化して推し進める行政。2006年の駆除数は、明らかにされただけでも4000頭以上にのぼる。「クマはゴミじゃない」。ツキノワグマ研究の第一人者が、クマの異常行動の謎を解き明かし、人間と野生動物の共生の道を訴える渾身の書き下ろし。

目次

第1章 クマよ、深く眠れ(不思議さに満ちたその越冬生理
忘れられぬ秋田のクマたち ほか)
第2章 暖風に抱かれて(荘厳なクマの死が、私を「戦う人生」に向かわせた
西中国のクマたちは「集落依存型」だった ほか)
第3章 地方分権でクマはゴミ扱いになった(クマを追い詰める鳥獣保護法改正の動き
二〇〇二年、絶滅への序章 ほか)
第4章 忍び寄る気象要因の影(なぜクマは人を襲うのか?
過去に例のない行動をとるクマたち ほか)
第5章 クマは三日後に眠る?(出没へ影響を与える気象現象とは?
高温、大雨はクマの出没に影響するか? ほか)

著者紹介

米田 一彦 (マイタ カズヒコ)  
1948年青森県生まれ。秋田県庁で鳥獣保護行政を担当し、86年退職。90年西中国地方のクマ保全を目指し、広島県吉和村(現廿日市市)に転居する。91年日本で初めて奥山放獣を手がけ、97年以降は韓国と中国でも保全事業に取り組む。現在、特定非営利活動法人・日本ツキノワグマ研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)