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くわしすぎる教育勅語

出版社名 太郎次郎社エディタス
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-8118-0832-1
4-8118-0832-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 269P 19cm

商品内容

要旨

「以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」―すべての道徳が、この一点に集約される。明治のエリートたちが書きあげた315字。その文言はどこからやってきて、何を目指したのか?巧みなレトリックと埋めこまれたフェイクを味わう。教育勅語と関連年表付。

目次

第1部 “精読”一字一句をつまびらかに(第一文 朕惟フニ、我カ皇祖―「朕」と「我」はどう違う?
第二文 我カ臣民、克ク忠ニ―つくられた伝統が「教育の淵源」に
第三文 爾臣民、父母ニ孝ニ―徳目はすべて「皇運」のために
是ノ如キハ、独リ朕カ―「忠」と「孝」をまとめあげる
斯ノ道ハ、実ニ我カ―全世界が戴く勅語の真理
朕爾臣民ト倶ニ―朕の希望をすすんで体せよ)
第2部 “始末”来しかたとゆく末(起草者それぞれの思惑
徳目はどこから来たか
「君主の著作」の法的地位
モノとしての教育勅語―原本と謄本
物神となった謄本と「御真影」―学校儀式と不敬事件
教育勅語と学問の自由
揺れる教育勅語解釈
失効後に残ったもの)
第3部 “考究”これまでにわかっていること

著者紹介

高橋 陽一 (タカハシ ヨウイチ)  
1963年生まれ。武蔵野美術大学教授。教育史学会・日本教育史学会理事(2019年現在)。専攻は日本教育史(国学・宗教教育)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)