• 本

中央アジア牧畜社会 人・動物・交錯・移動

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-8140-0474-4
4-8140-0474-5
税込価格 3,960円
頁数・縦 254P 22cm

商品内容

要旨

大型家畜による圧倒的な機動力。家畜化は人が住むあらゆる地域で起こったが、中央アジアほどの動的な歴史生態的特徴を持つ場所はない。人類学、生態学、遺伝学、歴史学の手法を組み合わせ、その独特の様相をあぶり出す。

目次

第1部 人―動物関係の歴史的展開(天山山脈の最初の牧畜民
ラクダと都市が支えた草原の移動:18〜19世紀の中央アジアとロシア
カザフスタンにおける家畜ラクダ2種とそれらのハイブリッド作出
中国人民公社期におけるラクダ飼養:内モンゴル自治区エゼネー旗の事例から)
第2部 技術からみた人―動物関係(ラクダの去勢:中国内モンゴル自治区アラシャー右旗の事例から
山地環境下における牧畜と季節移動:21世紀モンゴル国カザフ牧畜民を事例として)
第3部 環境問題と牧畜(アラル海災害からの「復興」における牧畜の役割:小アラル海地域社会の災害適応とレジリエンス
乾燥・半乾燥地における人と家畜)

著者紹介

今村 薫 (イマムラ カオル)  
名古屋学院大学現代社会学部教授。専門は生態人類学。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)