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農の科学史 イギリス「所領知」の革新と制度化

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-8158-0853-2
4-8158-0853-8
税込価格 6,930円
頁数・縦 366,104P 22cm

商品内容

要旨

ローカルな知は科学となるのか。農業は古来、多くの地域で主要な産業であった。工業化が進む中、諸科学と葛藤しつつ「農学」を成立させていく知と制度の展開を、近代イギリス社会の文脈であざやかに描き出す。

目次

第1部 観察・啓蒙の時代―一八世紀末期(農業改良調査会の設立と展開
スコットランドの農業研究―諸科学との関係)
第2部 土地管理人と農業試験の時代―一九世紀前中期(農業知識と土地管理人の役割
所領経営と農業
農業試験と諸制度の形成
農業化学と試験研究の展開)
第3部 法則化と制度化の模索時代―一九世紀後期(農業の展開と技術研究
農業研究の進展
王立農業カレッジの模索)
第4部 農業科学政策による制度化の時代―二〇世紀初頭(農業研究・教育体制とカレッジ・大学
農業科学政策と研究・教育体制
農学と研究機関)
第5部 プロフェッションと国際化の時代―二〇世紀前期(農業経済学とプロフェッションの誕生
農業経済プロフェッションと国際化)

著者紹介

並松 信久 (ナミマツ ノブヒサ)  
1952年生まれ。1981年京都大学大学院農学研究科単位取得満期退学。京都産業大学国土利用開発研究所教授などを経て、京都産業大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)