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宗教文化は誰のものか 大本弾圧事件と戦後日本

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-8158-1005-4
4-8158-1005-2
税込価格 5,940円
頁数・縦 337,7P 22cm

商品内容

要旨

信仰の“内か外か”を越えて―最大の宗教弾圧事件の記憶は戦後、いかに読み直され、何を生み出してきたのか。教団による平和運動を導くとともに、アカデミアにおける「民衆宗教」像の核ともなった「邪宗門」言説の現代史から、多様な主体が交差する新たな宗教文化の捉え方を提示。

目次

序章 大本弾圧事件の戦後
第1章 戦後大本と「いまを積み込んだ過去」―前進と捻じれの平和運動
第2章 “事件”をめぐる対話
第3章 宗教文化は誰のものか
第4章 “民衆”の原像―出口榮二と安丸良夫
第5章 “民衆宗教”の物語の起源―教祖をめぐる欲望の系譜学
第6章 反倫理的協働の可能性―高橋和巳『邪宗門』を読む
終章 批判的宗教文化への視角

著者紹介

永岡 崇 (ナガオカ タカシ)  
1981年奈良県に生まれる。2004年大阪大学文学部人文学科卒業。2011年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。南山宗教文化研究所研究員、日本学術振興会特別研究員などを経て、駒澤大学総合教育研究部講師、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)