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オスマン帝国の世界秩序と外交

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-8158-1117-4
4-8158-1117-2
税込価格 5,940円
頁数・縦 272,43P 22cm

商品内容

要旨

イスラム的世界帝国の理念・現実・変容。ナショナルな主権国家とは異なる秩序観に基づき、多様な人々を包摂した大帝国。そのダイナミックな「国際」関係や対外交渉行動を描くとともに、近代の西欧国際体系との関係を、外交使節や公館、革命や大戦への対応などから論じた、碩学の労作。原初から終焉までの600年余を文明史的視角から一望する。

目次

序章 イスラム的世界帝国としてのオスマン帝国
第1部 オスマン帝国の世界秩序(イスラム世界の「内」と「外」―境界・言語・移動
オスマン帝国の異文化集団支配
イスラム国際法とオスマン帝国の外交
オスマン帝国の世界秩序観と国際関係の変容
オスマン帝国の対外交渉行動)
第2部 オスマン帝国と近代西欧国際体系(ウィーン派遣大使と『ウィーン使節記』
パリ派遣大使と『フランス使節記』
オスマン帝国とフランス革命
オスマン帝国の在外公館網の拡大
オスマン帝国と第一次世界大戦)

出版社・メーカーコメント

イスラム的世界帝国の理念・現実・変容――。ナショナルな主権国家とは異なる秩序観に基づき、多様な人々を包摂した大帝国。そのダイナミックな「国際」関係や対外交渉行動を描くとともに、近代の西欧国際体系との関係を、外交使節や公館、革命や大戦への対応などから論じた、碩学の労作。原初から終焉までの600年余を文明史的視角から一望する。

著者紹介

鈴木 董 (スズキ タダシ)  
1982年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。東京大学東洋文化研究所教授などを経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)