• 本

よくわかる自閉スペクトラムの子どものペアレンティング こだわりの強い子を自信をもって育てるために

発達障害を考える心をつなぐ

出版社名 ナツメ社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-8163-7567-5
4-8163-7567-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 119P 24cm

商品内容

要旨

乳児期から家庭でできる、対人関係への意欲を育む工夫。食事、着替え、入浴。お出かけ、遊び。お手伝い。活動の切り替えやかんしゃくなど難しい場面でのかかわり方や、親のストレス対策も!

目次

巻頭 よくわかる自閉スペクトラム(AS)の子どものペアレンティング
1章 理解 わが子に合ったペアレンティングとは?
2章 実践1 乳児のためのペアレンティング
3章 実践2 幼児のためのペアレンティング
4章 実践3 難しい場面のペアレンティング
5章 心をつなぐ 無理なく続けるペアレンティング

出版社・メーカーコメント

■気づいたときからはじめられる乳児期に「親とよく目が合う」「名前を呼ぶと振り向く」「興味のあるものを指でさす」といった行動が見られない場合、自閉スペクトラムの特性がある可能性があります。こうした子どもには、親や周囲の大人がよい刺激を与え、適切なかかわり方をすることで、その子らしい発達をうながすことがわかっています。自閉スペクトラムは2歳ごろから診断が可能ですが、適切なかかわりを早く始めたほうが発達にもよい影響が与えられます。気づいたときから、配慮や工夫を踏まえた子育て(=ペアレンティング)をはじめましょう。■場面別の構成ですぐに使える本書では、乳児期〈0〜12か月ごろ〉と幼児期〈1〜4歳ごろ〉の生活場面、難しい場面に分けて、適切なかかわりを紹介しています。食事、おむつ替え、着替え、入浴、遊びなど、日常のさまざまな場面において、発達をうながすよう働きかけるチャンスは転がっています。解説ページでは大きなイラストを添え、声掛けの例なども掲載。また、一見、反応がないように見えるときや、子どもが嫌がるときにどのように対応すればいいかなども、丁寧に説明しています。■ペアレンティングを続けるためのアドバイスも満載気持ちの切り替えやかんしゃくなど、困った場面での対応も解説。また、親自身が葛藤やストレスを抱えたとき、それに対処する方法も紹介しています。「ペアレンティング」を実践し続けることで、少しずつ、親子の関係性が深まり、子どもの情緒が安定し、いろいろな活動に意欲もって取り組んでいく姿が見られるでしょう。少しでも子どもの「よい変化」を探しだし、子育てを楽しんでください。

著者紹介

神尾 陽子 (カミオ ヨウコ)  
医学博士。京都大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院精神神経科助手、米国コネティカット大学客員研究員、九州大学大学院助教授、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・思春期精神保健研究部部長を経て、現在、神尾陽子クリニック院長。お茶の水女子大学客員教授。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医、日本医師会認定産業医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)