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新薬創製 日本発の革新的医薬品の源泉を探る

出版社名 日経BP社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-8222-0025-1
4-8222-0025-6
税込価格 4,620円
頁数・縦 400P 21cm

商品内容

要旨

日本で生まれた12の画期的新薬。その開発の過程を当事者へのインタビューを基に徹底分析。

目次

「コンパクチン」「コレステロールのペニシリン」スタチンの発見
「メバロチン」代謝物から創出され世界的ブロックバスターとなったスタチン
「クレストール」独自の化学合成技術と国際ライセンスの組み合わせによるスーパースタチン
「リュープリン/リュープロン」新作用機序とDDSにより革新を起こした前立腺がん治療薬
「タリビッド/クラビット」内外の知識の組み合わせと光学分割により生まれたベストインクラス抗菌剤
「ハルナール」前立腺肥大の治療法を一変させた画期的新薬
「オノン」アラキドン酸カスケードへの集中投資によって実現した喘息治療薬
「プログラフ」免疫抑制剤のグローバルスタンダード
「アクトス」糖尿病の治療法を一変させた薬
「アリセプト」ヤミ研究から生まれた世界初のアルツハイマー病治療薬
「ブロプレス」―開発中止を乗り越え新作用機序を実現した高血圧治療薬
「アクテラム」―関節リウマチ治療を革新した日本企業による初の抗体医療
「オプジーホ」―癌治療の新しいカテゴリーを開いたサイエンスペースの抗体医療

おすすめコメント

日本で生まれた12の画期的新薬 その開発の過程を当事者へのインタビューを基に徹底分析 医薬品の研究開発の成功確率は3万分の1とも言われている。本書では、日本の製薬企業が生み出した12の画期的新薬に焦点をあて、当事者へのインタビューなどを基に、その研究開発の過程を分析している。本書で取り上げているのは、いずれもそれまでの治療の在り方を一変させるようなインパクトを与え、しかも開発企業の屋台骨を支えるベストセラーに成長した12製品である。長年に渡りイノベーションと産業組織を研究対象としてきた東京経済大学の長岡貞男教授を中心に、研究者や製薬企業出身者らからなる10人のグループが本書を執筆した。【章立て】 第1章 コンパクチン 第2章 メバロチン 第3章 クレストール 第4章 リュープリン/リュープロン 第5章 タリビッド/クラビット 第6章 ハルナール 第7章 オノン 第8章 プログラフ 第9章 アクトス 第10章 アリセプト 第11章 ブロプレス 第12章 アクテムラ 第13章 オプジーボ 第14章 事例横断的な分析と含意

著者紹介

長岡 貞男 (ナガオカ サダオ)  
経済学博士(マサチューセッツ工科大学)。東京大学工学部卒業後、通商産業省、成蹊大学教授。この間、世界銀行およびOECDで勤務。一橋大学イノベーション研究センター教授を経て現東京経済大学経済学部教授および経済産業研究所プログラム・ディレクター。また、科学技術政策研究所客員研究官および特許庁知的財産経済アドバイザー。専門はイノベーションと産業組織の経済分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)