• 本

政治と秋刀魚 日本と暮らして四五年

出版社名 日経BP社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-8222-4661-7
4-8222-4661-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

タテ社会の崩壊による日本人の「変化」とその変化についていけない日本政治の現状を厳しく、かつ優しく分析したアメリカ人学者の日本観察記。

目次

序章 初めての東京
第1章 知日派へ
第2章 代議士の誕生
第3章 日米交流
第4章 「失われた一〇年」は分水嶺
第5章 日本政治―どこから、どこへ

おすすめコメント

名著「代議士の誕生」の著者であり、日本政治の研究者として高い評価を得ている著者による自伝的日本論。ニューヨーク・ブルックリン生まれのユダヤ系アメリカ人でジャズ・ミュージシャンを目指していた若者がふとしたことから日本研究の道に入る。初めて日本の土を踏んだのが1964年、東京オリンピックの年。タクシーの運転手から、「日本語がうまいね」とお世辞を言われ、その気になったカーティス青年は、日本語習得に精を出す。その後何度か日米を行き来して、政治学の研究者に。日本の中選挙区をフィールド・リサーチしてまとめた「代議士の誕生」のエピソードから、「失われた10年」の分析、社会の変化に「おくれている」日本政治の現在まで、日本社会と日本人の変化を追った異色の日本論。

著者紹介

カーティス,ジェラルド (カーティス,ジェラルド)   Curtis,Gerald L.
1940年ニューヨーク生まれ。1962年ニュー・メキシコ大学卒業。1964年コロンビア大学修士課程修了。1969年同大学博士号取得、1968年からコロンビア大学で教鞭をとり、現在コロンビア大学政治学教授、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学などの客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大平正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞を受賞、旭日重光章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)