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中世イスラムの図書館と西洋 古代の知を回帰させ,文字と書物の帝国を築き西洋を覚醒させた人々

出版社名 日本図書刊行会
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-8231-0913-3
4-8231-0913-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 251P 22cm

商品内容

要旨

本邦初。中世イスラムの図書館の全貌を紹介。膨大な書物と人材を生み、ユーラシア大陸全土にばらまき、「知の大河」を形づくった中世イスラムの図書館。この図書館群なしに私たちの今の暮らしはない。

目次

ギリシア・ローマ時代の図書館古代との決別そしてイスラム教の成立と拡大
中世イスラムの図書館
中世イスラム世界と西洋
イスラムの図書館に蓄えられた知、哲学・自然科学等の学問の業績
西洋への窓となった図書館 アラビア語からラテン語への翻訳と知の移転
中世イスラムの哲学・科学の受容と二人の碩学 トマスとベーコン

出版社
商品紹介

イスラム地域に存在した知と図書館の探求を進めるとき、私たちはそこが「文字と書物の国」であったことを思い知らされる。

著者紹介

原田 安啓 (ハラダ ヤスヒロ)  
1947年生まれ。明治大学、近畿大学に学び、司書として公立図書館に勤務(17年)、教育委員会で生涯学習に従事(13年)。この間文部省(当時)給費、日本図書館協会派遣、米国図書館研究のため渡米。また国内各地の図書館設立にかかわる。1997年より大学で図書館情報学を講じる(非常勤)。教育委員会を退職後、正式に大学の教壇に立つ。2007年奈良大学教養部教授(図書館情報学)を経て、2011年より近大姫路大学教育学部教授(図書館情報学)。専門領域は図書館史、図書館政策論、図書館評価法、各国図書館事情など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)