穢れと差別の民俗学
歴史民俗学資料叢書 第3期第4巻
出版社名 | 批評社 |
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出版年月 | 2007年11月 |
ISBNコード |
978-4-8265-0474-4
(4-8265-0474-8) |
税込価格 | 3,850円 |
頁数・縦 | 199P 22cm |
商品内容
要旨 |
「穢多」に対する差別は、江戸後期以降、歴史的・社会的によって激化したが、その際、民衆の差別意識を支えたのが、「穢れ=ケガレ」の観念であった。かつて神主は自ら獣を屠り、神前に供えていた。すなわち、古代の日本には、「死穢」「血穢」といった観念は存在しなかった。ところが神道思想家は、日本語である「ケガレ」に、仏教に由来する「穢」の観念を潜りこませ、あたかもそうした観念が、太古の昔に存在したかのように仮象した。倒錯した伝統主義であり、「ナショナリズム」である。穢=穢れ=ケガレの形成過程を検証しながら、差別の実相とナショナリズムの本質に迫る資料集。 |
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目次 |
解説篇―穢れとナショナリズム(ケガレと差別をめぐって |