• 本

近代日本外交と「死活的利益」 第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲

出版社名 芙蓉書房出版
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-8295-0612-7
4-8295-0612-1
税込価格 5,060円
頁数・縦 345P 22cm

商品内容

要旨

転換期日本外交の衝にあった第二次幣原外交の分析を通して、国益追求の政策と国際協調外交の関係を明らかに。「死活的利益」(vital interest)の視点で日本近代外交と幣原外交の新しいイメージを提示する。

目次

第1章 日本外交にとっての「死活的利益(vital interest)」―幣原外交を規定する縦軸と、これに対する横軸からの脅威
第2章 第二次幣原外交初期の日中交渉―一九二九年中ソ紛争の影響を中心に
第3章 対満行政機関統一問題と一九二九年中ソ紛争―満鉄による中国軍輸送を中心に
第4章 一九二九年中ソ紛争の「衝撃」―満洲事変直前期における日本陸軍のソ連軍認識
第5章 満洲事変における幣原外交の再検討―五大綱目を中心とした日本・中国・国際連盟の相関関係
第6章 一九三一年一二月国際連盟理事会決議の成立過程―錦州中立地帯設置問題との関係を中心に
第7章 満洲事変におけるハルビン進攻―北満政権工作との関係を中心に

出版社
商品紹介

転換期日本外交の衝にあった第二次幣原外交の分析を通して、国益追求の政策と国際協調外交の関係を明らかにする。

著者紹介

種稲 秀司 (タネイネ シュウジ)  
1974年兵庫県生まれ。2002年佛教大學通信教育部文学部卒業、2010年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。現在は國學院大學文学部兼任講師、広島大学文書館客員研究員。博士(歴史学)。専攻は日本外交史、東アジア国際関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)