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祭儀と注釈 中世における古代神話

法蔵館文庫 さ3-1

出版社名 法藏館
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-8318-2657-2
4-8318-2657-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 398P 15cm

商品内容

要旨

神話がいかに平安期を通して注釈によって変容していったか?注釈が新たに中世神話を創出し、王権国家の起源を形成する歴史を読み解く。そして、それは中世独自の芸能世界の成立とも呼応する。1970年代、「未開」「原始」「古層」といった神話研究が当時の学問の主流を占めていた中で、それまで重視されてこなかった中世の注釈類=「中世神話」の研究地平を切り拓いた先駆者、桜井好朗による記念碑的一冊!

目次

はじめに―中世における古代
1 王権―国家の神話と祭儀(天孫降臨と大嘗祭
大祓の基本的構造)
2 儀礼国家の形成(儀礼国家の神話的位相(その一)
儀礼国家の神話的位相(その二))
3 注釈における中世の発現(即位潅頂と神器
『中臣祓訓解』の世界)
おわりに―王権伝承と芸能

著者紹介

桜井 好朗 (サクライ ヨシロウ)  
1931年愛知県生まれ。1954年名古屋大学文学部史学科卒業。豊田工業高等専門学校助教授、椙山女学園大学短期大学部教授、佛教大学教授を歴任。2014年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)