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グミがわかればヒットの法則がわかる

出版社名 プレジデント社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-8334-2524-7
4-8334-2524-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 182P 19cm

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要旨

仕事をしながらつまんだり、息抜きにちょうどいい手軽な菓子として「グミ」の人気がうなぎのぼりだ。コンビニの店頭には、実に多様な色や形、やわらかさの商品群が目立つ位置に並んでいる。2021年にはガムの市場規模をグミが追い抜くという、業界の“大事件”があった。グミがいま“熱い”のはなぜなのか。
本書では、人口減少をはじめとするマイナス条件の中で、グミがヒットした秘訣は何か、元日経新聞記者である著者が、マーケティング理論を援用しながら分析している。日本で発売されてたった40年ほどの歴史しかないグミだが、ガムのようにゴミを作らず、チョコレートよりヘルシーなイメージで、気軽に「幸せ感」を得られることなどから、コロナ禍を経て一気に市場が拡大した。バリエーションの豊富さから、SNSに投稿されやすいなど、コミュニケーションツールとして使えることも大きかったようだ。
著者は流通科学大学商学部経営学科教授。1990年に日本経済新聞社に入社し、小売り、卸、外食、食品メーカー、流通政策などを長く取材し、「日経MJ」「日本経済新聞」のデスクを歴任した。2024年4月から現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年6月12日]

商品内容

要旨

グミは「タイパ」が良いアイテム?かむことと健康の関係とは?コミュニケーションツールとしてのグミ?「地球グミ」のヒットはSNS発?「勝手連」がグミを応援?世代を超えて愛されるグミのひみつを徹底解剖!

目次

第1章 グミの歴史と人気(グミの起源はドイツ
日本は「明治」が先陣切る ほか)
第2章 消費者の声から読み取る「グミ」とは(グミは誰が食べているか?
人口が減少するニッポンで、なぜグミは成長しているのか ほか)
第3章 メーカー各社の戦略(グミの持つ多様性と技術
明治 ほか)
第4章 企業と生活者による「共創」(ヒットの法則とグミ人気
ファンがブランドを育てる ほか)

著者紹介

白鳥 和生 (シロトリ カズオ)  
1967年3月長野県生まれ。明治学院大学国際学部を卒業後、1990年に日本経済新聞社に入社。小売、卸、外食、食品メーカー、流通政策などを長く取材し、『日経MJ』『日本経済新聞』のデスクを歴任。2024年2月まで編集総合編集センター調査グループ調査担当部長を務めた。その一方で、國學院大學経済学部と日本大学大学院総合社会情報研究科の非常勤講師として「マーケティング」「流通ビジネス論特講」の科目を担当。日本大学大学院で企業の社会的責任(CSR)を研究し、2020年に博士(総合社会文化)の学位を取得する。2024年4月に流通経済大学商学部経営学科教授に着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)