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太白山脈 第9巻

奪われ行く解放区

出版社名 ホーム社
出版年月 2000年5月
ISBNコード 978-4-8342-5029-9
4-8342-5029-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 429P 20cm
シリーズ名 太白山脈

商品内容

要旨

パルチザンの解放区を襲った回帰熱は多くの犠牲者を出してようやく終息した。パルチザンの闘士に生まれ変わった外西宅や、革命を夢見る千チョンバグら若き隊員、“釜の蓋”ら歴戦の勇士たちは熾烈な戦いを繰り広げていたが、討伐隊の兵力が拡充されるにつれ、解放区は次々と奪われて行った。戦いをよそに、筏橋では廉相九が鋳物工場の娘と結婚し、名士の仲間入りを果たす。一方ソウルでは、『解放日報』の記者金美善が逮捕され、死刑判決が下った。絶望する彼女の前に、命と引き換えの残酷な罠が…。

出版社・メーカーコメント

討伐軍の圧倒的火力の前に、山中でのパルチザン闘争を余儀なくされる廉相鎮ら。酷寒の冬を耐え、解放を夢見る彼らに休戦会談の知らせが…。壮大なスケールで朝鮮戦争の内実に迫る大巨編!

著者紹介

安岡 明子 (ヤスオカ アキコ)  
1948年生まれ。青山学院女子短期大学卒。延世大学韓国語学堂修了。韓国文化院勤務を経て、現在常磐大学国際学部、サンシャイン文化センター、法政大学国際文化学部で講師を務める。訳書に「塔」(共訳)
尹 学準 (ユン ハクジュン)  
法政大学国際文化学部教授。目白大学人文学部客員教授。1933年朝鮮・慶尚北道生まれ。1953年渡日。法政大学卒。著書に「朝鮮の詩ごころ」「歴史まみれの韓国」「オンドル夜話」「タヒャンサリの歌」等。訳書に「冬の谷間」「弟との邂逅」等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)