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昭和40年男 オリンポスの家族

出版社名 ホーム社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-8342-5331-3
4-8342-5331-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 217P 20cm

商品内容

要旨

新時代“令和”に響く、家族の絆。

おすすめコメント

バブル期を20代で過ごした昭和40年生まれ。元号が代わり、いまやノスタルジックな時代となった「昭和」後期を良くも悪しくも身をもって体現した世代の主人公が、主夫を務めながら、親子二代でオリンピックに挑戦する。「昭和」と「オリンピック」というタイムリーなテーマを融合した、新たな家族小説。   昭和40年生まれの山田三男は、主夫業をしながら、大手スポーツメーカー勤務の妻・莉乃、新体操選手として日本代表合宿に呼ばれるほどの実力を持つ長女・美岬、注目を集める美人な姉にコンプレックスを抱く次女・千春、そんな三者の愚痴を聞かされつつ、見守るように毎日を送っている。三男は体操鉄棒の元日本代表選手だったが、ソウル五輪(88年)の前年、新技初披露に失敗。一命は取り留めたものの、頚椎損傷により選手生命を絶たれてしまう。その後すぐ、当時交際していた莉乃と結婚。莉乃は会社員として働き、リハビリに励む三男を支えた。5年後、長女を妊娠した莉乃は、産前2週間、産後6週間だけ休んで仕事に復帰するという。そこで三男は腹を決め、主夫として育児を一手に引き受けたのだった。

著者紹介

佐川 光晴 (サガワ ミツハル)  
1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第三十二回新潮新人賞受賞。02年『縮んだ愛』で第二十四回野間文芸新人賞受賞。11年『おれのおばさん』で第二十六回坪田譲治文学賞受賞。19年『駒音高く』で第三十一回将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)