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眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話

王様文庫 D12−12

出版社名 三笠書房
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-8379-6765-1
4-8379-6765-5
税込価格 726円
頁数・縦 325P 15cm

商品内容

要旨

ページをめくると、そこは、闇に巣くう異形のモノが跋扈する世界!読めば読むほど味わい深い怪奇小説の最高傑作『雨月物語』を大胆かつ鮮やかに再現。作品にちりばめられた「しかけ」に酔いしれる―!

目次

雨月物語 序
白峯―第七十五代崇徳天皇(のち崇徳上皇)のすさまじい怨念
菊花の約―危機において試される「学者と武士」の友情
浅茅が宿―秋には必ず帰るという約束をして、故郷を出ていった夫と、それを待つ妻
夢応の鯉魚―ゆうゆうと心地よさそうに泳ぐ、鯉魚(鯉)に憧れた三井寺の僧
仏法僧―うかつな親子が山中で遭遇した怪異な出来事
吉備津の釜―「釜占い」の結果にそむいて一緒になった男女の運命
蛇性の婬―雨宿りをしているところへ飛び込んで来た若い女を見初めた若い男の悲劇
青頭巾―美童(美少年)に心ひかれた僧が犯した非人間的な行為
貧福論―「お金好きの武士」と「黄金の精霊」との、お金と倫理についての問答

おすすめコメント

「雨はれて、月おぼろにかすむ夜――」 三島由紀夫、谷崎潤一郎も愛した怪談『雨月物語』を大胆・鮮やかに再現。【祟り神】天皇家が700年間も恐れた怨霊『白峯』 【元祖ボーイズラブ!?】試される義兄弟の絆『菊花の契り』 【映画で有名】帰らぬ夫と待つ妻『浅茅が宿』 【不思議体験】魚に変身した画僧の物語『夢応の鯉魚』 【異形のモノ】うかつな親子が遭遇・高野山の怪『仏法僧』 【驚愕のラスト】お告げに背いた夫婦『吉備津の釜』 【ずっと一緒に…】追う女・追われる男『蛇性の婬』 【人喰い】美童に溺れた僧の猟奇的事件『青頭巾』 【予知】お金好きの武士と黄金の精霊との問答『貧富論』 ……全9話 美しい言葉で綴られた中世日本の残酷な物語。心の奥にじわりじわりと染みこむ――!

著者紹介

由良 弥生 (ユラ ヤヨイ)  
日本や世界の読み物文学に興味をいだき、古典や伝承の追究を続けている。地域をこえて共通する比喩的表現に関心をもち、童話や昔話の再現に挑戦、ベストセラーを次々と生み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)