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なぜ人妻はそそるのか? 「よろめき」の現代史

メディアファクトリー新書 028

出版社名 KADOKAWA(メディアファクトリー)
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-8401-3958-8
4-8401-3958-X
税込価格 814円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

かつてアダルト雑誌やAVや風俗の世界では、女子高生や独身OLなど、若い女性がもてはやされていた。だが、いまや人妻が大人気。男の視線は既婚女性に注がれている。それはいったいなぜか?本書は、小説や映画やテレビドラマに描かれた人妻像の変遷を追い、合わせて市井の人妻たちの生々しい声も紹介。妖艶なる彼女たちがのぼりつめてきた過程を明らかにする。

目次

第1章 武蔵野の雌鶏が啼く
第2章 妻はよろめき告白する
第3章 蒸発する女と団地妻
第4章 団地妻は郊外の一戸建てを手に入れ、金曜日の妻となった
第5章 人妻の出生証明書と死体検案調書
第6章 PTA会長がAVに出る時代に
第7章 汝の隣人としての人妻が不倫を語る
第8章 「寝取られ」の世界と人妻たちのこれから

おすすめコメント

昨今の不況のなか、世の男性陣からますます熱い支持を受ける「人妻」たち。夫人、奥さん、主婦、女房――かつてそう呼ばれた女性たちは戦後、いかにして男性を惹きつけ、「オンナ」を獲得してきたのか。戦後、大岡昇平や三島由紀夫ら昭和の文豪、小津安二郎など映画界の巨匠が描きだした背徳的な「人妻と性」は、高度経済成長期の核家族化や団地の出現を背景に、日活ロマンポルノや写真誌、演歌といったメディアで取り上げられ、独自の文化を創り上げていく。80〜90年代、ヌード誌やアダルトビデオを賑わした彼女たちは、不倫文化を肯定するかのように、街へ、風俗へと飛び出し、表・裏メディアと現実の人妻が影響し合い「人妻」の価値が転換。「人妻だから惹かれる」時代が到来する。メディアと現実の相互影響が育んだ「性的幻想」の究極を、アンダーグラウンド文化を第一線で追い続けてきた作家がメディア史に残る記録と証言、人妻自身の肉声を駆使して綴る、知的でココロ高鳴る文化史。

著者紹介

本橋 信宏 (モトハシ ノブヒロ)  
1956年、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。バブル焼け跡派を自称し、長年にわたり人間の裏面と社会の内実をテーマに執筆活動をおこなっている。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)