• 本

宇宙のはじまりの星はどこにあるのか

メディアファクトリー新書 075

出版社名 KADOKAWA(メディアファクトリー)
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-8401-5110-8
4-8401-5110-5
税込価格 924円
頁数・縦 197P 18cm

商品内容

要旨

今から135億年前、宇宙で最初の星は生まれた。この星を観測する試みが現在、世界で、宇宙で繰り広げられている。膨張の速度を上げている宇宙の果てに追いつけるのは、今だけ、私たちの文明だけかもしれないのだ。実際に「はじまりの星」を追う天文学者だから描き得る、知的にして胸躍るサイエンス・ノンフィクション。

目次

第1章 天文学者たちの挑戦(誰でもできる天文学
宇宙学は哲学から科学へ ほか)
第2章 宇宙における星の誕生と死(宇宙はどう始まったのか
はじまりの星、誕生 ほか)
第3章 銀河を見ればわかること(星が1個でも「銀河」
「天の川」という大船 ほか)
第4章 望遠鏡が見たビッグバンと暗黒物質(CCDカメラの「観測革命」
1回1個から50個へ ほか)
第5章 そしてもっと遠くの宇宙へ(最遠方の宇宙を覗く
地上望遠鏡と宇宙望遠鏡の最強タッグ ほか)

出版社・メーカーコメント

たった一つの星を探して、銀河の果てを観測し続けている研究者たちがいる。彼らが探しているのが、宇宙のはじまりの星「ファーストスター」。観測技術の革新により、地球から最も遠くに存在する星にまで辿りつこうとしている彼らの研究は、長いあいだ仮説に過ぎなかった宇宙誕生の秘密や銀河の終焉などの疑問に結論が出せると、世界中から注目を集めている。すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡を使って日々観測を繰り返している著者が、「ここまで見えている」宇宙の姿をもとに宇宙誕生の謎や、宇宙進化のストーリーをわかりやすく解説する、科学ノンフィクション。

著者紹介

谷口 義明 (タニグチ ヨシアキ)  
天文学者。1954年、北海道生まれ。東北大学大学院博士課程修了。現在、愛媛大学宇宙進化研究センター長・教授。銀河形成や活動銀河核(クェーサー)の研究をメインテーマとしている。2008年にはすばる望遠鏡を使い128億光年かなた(128億年前)に形成途上の銀河を発見。人類史上最も遠くの銀河の発見となり、メディアでも大きく報じられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)