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漫画・日本霊異記

メディアファクトリー新書 076

出版社名 KADOKAWA(メディアファクトリー)
出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-8401-5175-7
4-8401-5175-X
税込価格 924円
頁数・縦 194P 18cm

商品内容

要旨

美しい女に化ける狐、憎む相手の子に生まれ変わって崇る男、暗闇のなかで何者かに食べられてしまう娘…。「日本霊異記」に載る、これらの奇想天外なエピソードを私たち日本人はしかし、「よく聞く話」と感じる。それはこの日本初の仏教説話集が、その後連綿と続く物語集のすべての源となっているからだ。難解な原文を易しく漫画化した本書で、「原酒」ならではの「濃さ」と「癖」をご堪能いただきたい。

目次

地獄を見た男
鬼に喰われてしまった処女
蛇に犯された娘
肉団から生まれた娘
狐を妻にした男
あまりにも怪力な女
烏を見て絶望した男とその妻
高僧、魚を食らう
母は人気者
行基さまは率直にものを言われる
経を読む髑髏
復讐の連鎖
貞操を捧げて放生を乞う女
親不孝が死を招く

出版社・メーカーコメント

悪い行いをしたら罰が当たる。善く生きれば報われる。日本人の心に深く根ざす良心を民衆に植えつけた古典『日本霊異記』。傲慢で淫乱で私欲私利に走る庶民に罪の意識をもたせるために編まれた物語は、ときに過剰なほど残酷でエロティック。いつの世も変わらぬ欲望をめぐる物語が、気鋭の漫画家の手で蘇る!

著者紹介

ichida (ICHIDA)  
2003年頃よりウェブで活動を開始し、シニカルでシュールな作風がひそかに熱烈なファンを集める。2011年、「Yahoo!知恵袋」の投稿をコミック化したコミックエッセイ『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(共著/PHP研究所)が話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)