商品内容
要旨 |
「国際間に平和のない限り、一番苦しむものは婦人である」という宋美齢のことばに郁子は共感を覚えた。しかし、まもなく日中全面戦争の時代となり、「全面的に日支交戦の火蓋が切られて了った今日、平和工作は無用です」とまで述べ、「後退して機を待つ」方向に転換、北京で児童・生徒の育成に尽力する。その論説は、学園内の事柄、戦時の動向、北京社会の変貌から日中文化比較にまで及ぶ。 |
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目次 |
論説―一九三五年〜三六年(長江丸より |