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もしも刑務所に入ったら 「日本一刑務所に入った男」による禁断解説

ワニブックス|PLUS|新書 283

出版社名 ワニブックス
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-8470-6635-1
4-8470-6635-9
税込価格 913円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

作業・娯楽・食事・イベントetc.驚きにあふれた受刑者/刑務官のリアルな生活とは?全国にある矯正施設を知る著者だからわかった「塀の中の真実」。

目次

序章 刑務所に足を踏み入れるには?
第1章 「罪」によって行き先が決まっている
第2章 刑務所の暮らしはどんなものか?
第3章 受刑者の楽しみと癒し
第4章 刑務官とはどのような職務なのか?
第5章 刑務所が抱えている問題
終章 出所後の生活

おすすめコメント

もしも、あなたが刑務所に入ったら……。誌上でリアルな驚きの体験ができる一冊。・刑務所に抱きやすい誤解から・入所から退所するまでの流れ・受刑者たちの暮らしや楽しみ・刑務所の知られざる内部事情・刑務官の過酷な仕事――まで平易でわかりやすい言葉で追う。法務省刑事施設視察委員会委員長等を歴任した、「日本一刑務所に入った男」だからこそ語れた、今までの本にない、刑務所新書が誕生しました。−−−(著者より)単純に刑務所内部の様子を紹介するにしても、刑期を終えた元受刑者や、退官した刑務官から漏れ伝わる情報が十分すぎるほど世の中に出回っているのも事実である。とは言え、刑務所に何度も服役していた人でも、せいぜい数ヵ所が限界だろうし、刑務官として士官していた人であっても、全国各地に配属されることはない。私は法務省矯正局関連の評議員や刑事施設視察委員会委員長として、刑務所はもちろん少年院や女子少年院など、全国各地の矯正施設を視察してきた。言い換えれば、「日本一、刑務所に入った男」と言っても過言ではない。それだけに、本書で初めて書き記すこととなるサンクチュアリの情報が多聞に及んでいることだろう。もしも刑務所に入ったら――と、想像しながら一読して頂ければ幸いである。最後に、本書は刑務所について理解を深めてもらうべく「もしも刑務所に入ったら」というタイトルをつけるに至った。それゆえに加害者目線になっているが、罪を犯せば必ず被害者がいることを忘れてはならない。刑務所の中の様子は知っていても、中には入ってもらいたくない。むしろ、入らないで頂きたい。本書がその一助となれば幸いである。

著者紹介

河合 幹雄 (カワイ ミキオ)  
法社会学者。1960年、奈良県生まれ。京都大学大学院にて法社会学専攻後、フランスの名門法学研究科であるパリ第2大学へ留学。その後、京都大学法学部助手を経て、桐蔭横浜大学法学部教授・副学長。公益財団法人矯正協会評議員、全国篤志面接委員連盟評議員も務める。ほか、日本犯罪社会学会理事、日本法社会学会理事、日本被害者学会理事を務め、警察大学校教員、嘱託法務省刑事施設視察委員会委員長などを歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)