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映像の発見 アヴァンギャルドとドキュメンタリー

出版社名 清流出版
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-86029-135-8
4-86029-135-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 246P 21cm

商品内容

要旨

伝説的な名エッセイ「前衛記録映画論」はじめ、エイゼンシュタイン、ゴダール、ブニュエル、アントニオーニ、レネなどの世界的名作を独創的な視点で論じた。

目次

映画芸術の現代的視座
前衛記録映画論
方法とイメージ
ネオ・ドキュメンタリズムとは何か
隠された世界の記録―ドキュメンタリーにおける想像力の問題
残酷を見つめる眼―芸術的否定行為における主体の位置について
堕落したリアリズム
モダニズムとクリティック
追体験の主体的意味―『二十四時間の情事』について
日常性と凝視
ドラマの無いドラマ
存在の形而上学
「敗戦」と「戦後」の不在
芸術的サド・マゾヒストの意識
変身の論理
大衆という名の物神について
運動の変革

著者紹介

松本 俊夫 (マツモト トシオ)  
昭和7年愛知県生まれ。東京大学文学部美学美術史科卒業。映像作家、評論家、日本大学芸術学部大学院芸術学研究科客員教授。同30年、新理研映画に入社。同34年フリーとなり、記録映画『安保条約』、映画詩『石の詩』、寺山修司脚本『母たち』などを監督。また「映画批評」誌などで映画理論を展開。同37年、『西陣』でベネチア国際記録映画銀獅子賞、同42年、『母たち』でベネチア記録映画祭グランプリを受賞。同43年、松本プロダクションを設立して、ATGと提携、『薔薇の葬列』『修羅』などを監督する。同48年の『十六歳の戦争』が公開されず(のち51年公開)、同63年、『ドグラ・マグラ』を監督。以後、実験映画やビデオアートに専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)