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21世紀に、資本論をいかによむべきか?

出版社名 作品社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-86182-513-2
4-86182-513-X
税込価格 2,640円
頁数・縦 310P 20cm

商品内容

要旨

資本主義と格差社会、その“先”を見通すために。巨匠は、いかに資本論を読むのか?マルクスの『資本論』は、資本主義が高度な生産性を実現するのとまったく同時に、必然的に失業者を生み出し、彼らの困窮を生み出すメカニズムを明らかにしたものである。この「失業」と新たな概念「ロスト・ポピュレーションズ」をキーワードに、古代ギリシャの詩から現代SF、サブカルチャーまで、貪欲に批評し続け、世界を圧倒する著者が、はじめて本格的に資本論を読解した現在最高の精華である。

目次

序章 資本論をいかに読むべきか
第1章 カテゴリーの演奏
第2章 対立物の統一
第3章 コーダ(終楽章)としての歴史
第4章 『資本論』の時間性
第5章 『資本論』の空間性
第6章 『資本論』と弁証法
第7章 政治的結論

著者紹介

ジェイムソン,フレドリック (ジェイムソン,フレドリック)   Jameson,Fredric
1934年アメリカ、オハイオ州生まれ。フランス、ドイツ留学後、イェール大学で、エーリッヒ・アウエルバッハの指導のもと博士号(フランス文学)を取得。ハーバード大学、イェール大学、デゥーク大学等で教鞭をとる。現代思想、そしてアメリカを代表する知識人である
野尻 英一 (ノジリ エイイチ)  
1970年生まれ。自治医科大学准教授(英語・哲学)、早稲田大学講師(倫理学)。専門は哲学・倫理学、とくにドイツ観念論。学術博士(早稲田大学)。2011年度日本ヘーゲル学会研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)