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「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか

出版社名 バジリコ
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-86238-042-5
4-86238-042-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

「青春小説」「恋愛小説」「純文学」「セカイ系」…!?小説を閉じこめているジャンルを「解体」し、あらたな現代日本文学の「誕生」を宣言する、ユニークで画期的な評論集。サブテキストとして舞城王太郎+愛媛川十三の小説と評論を一〇〇枚収録。

目次

「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか
僕のお腹の中からはたぶん「金閣寺」が出てくる。
全てのポップ文学を対象とする「羊男賞」の創設を提案する
Minimum Soul,Maximum Rock’n’roll―古川日出男論
いーから皆密室本とかJDCとか書いてみろって。
私たちは素晴らしい愛の愛の愛の愛の愛の愛の愛の中にいる。
お台場二十三階からジャンプ!
「セカイ」から「世界」へ復帰するために
「魔道市」はなぜナガサキにあるのか
暴力とポップ―吉本隆明論
遊星から落ちてきた「X」の悲劇
ヒャッケン・スルー・ザ・ルッキングラス
テラヤマシュージ・ツールキット
この街のすべてがポップなゴミでできていることは、なんてつまらなくも素敵なことだろう

著者紹介

仲俣 暁生 (ナカマタ アキオ)  
1964年、東京都生まれ。フリー編集者・文筆家。1990年代から「シティロード」「ワイアード日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの雑誌で編集者として活動した後、現在は小説や音楽からインターネット文化にいたるまで、同時代の文化について幅広い執筆・編集活動を行う
舞城 王太郎 (マイジョウ オウタロウ)  
1973年生まれ。2001年、『煙か土か食い物Smoke,Soil or Sacrifices』で、第一九回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年に、『阿修羅ガール』(新潮社)で第一六回三島由紀夫賞を受賞
愛媛川 十三 (エヒメガワ ジュウゾウ)  
覆面作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)