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流浪の英雄たち シャフタール・ドネツクはサッカーをやめない

出版社名 カンゼン
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-86255-725-4
4-86255-725-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 335P 19cm

商品内容

要旨

「東欧最強クラブ」と呼ばれて久しいウクライナのサッカークラブ、シャフタール・ドネツクは、二〇一四年以来、ホームスタジアムでプレーしていない。同年四月にドンバス地方で戦闘が開始されると避難を余儀なくされ、二二年二月にはロシア軍のウクライナ本格侵攻により再度の避難を強いられた。さらに主力選手の流出など、自らの姿を見つけだす必要に迫られる普通ではない状況の中、それでもシャフタールは普通にプレーし続けている。シャフタール関係者の膨大な証言を通して、知られざる流浪の英雄たちの戦いに光を当てる。

目次

1章 逃亡
2章 東欧のバルセロナ
3章 ルチェスク
4章 ブラジル人
5章 ドンバスの建設
6章 ユーロマイダンとドネツクの陥落
7章 故郷を遠く離れて
8章 再び起こっている
9章 ワルシャワへようこそ
10章 希望

出版社・メーカーコメント

ウクライナ・ドネツィクのプロサッカークラブ、シャフタール・ドネツクは2014年以来、ホームスタジアムでプレーしていません。彼らの試合日は通常、無観客試合であり、空襲警報のサイレンが試合を中断させ、家族や友人、故郷の前線部隊への思いと不安が毎試合、選手たちの心に大きく立ちはだかります。ドンバス地方で戦闘が始まったとき、そして2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻を開始したとき再び、シャフタールは場所を奪われました。本書は、選手、コーチングスタッフ、経営陣など、プレーを続けることを選んだクラブを称えます。混乱と紛争の時代に、彼らは希望と団結の象徴となりました。彼らはピッチで勝利を収め、世界中の人々の心を掴んでいるのです。ウクライナ独立後のシャフタールの生い立ちから、現在までを巧みに紡いでいきます。戦争によってスター選手やスタッフが流出し、クラブは再びあり方を見つめ直すことになりました。 シャフタールの関係者からの直接の証言と独占インタビュによって、外から中々見えてこない このクラブの歩みを、比類ない洞察力で描き出し、彼らのサッカーの美しさと力強さ、そしてプレーし続けるための戦いに光を当てます。

著者紹介

ブラッセル,アンディ (ブラッセル,アンディ)   Brassell,Andy
欧州サッカーを専門とするライター、放送作家
高野 鉄平 (タカノ テッペイ)  
1976年、福岡県生まれ。ライター、翻訳者。ウェブメディアや雑誌・書籍などで主にスポーツ関連のメディア業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)