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台湾女性文学の黎明 描かれる対象から語る主体へ1945−1949

出版社名 関西学院大学出版会
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-86283-325-9
4-86283-325-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 231P 22cm

商品内容

目次

第1部 描かれる「台湾女性」―日本統治期台湾新文学のテーマとして(張我軍の新詩「乱都之恋」から中国語白話小説「白太太的哀史」まで―台湾新文学と婦女問題
王昶雄「鏡」試論―決戦時期台湾における自己探求の物語)
第2部 失われた「台湾女性」―戦後初期の文化再建のなかで(『胡志明』から『アジヤの孤児』へ―改編の意味を戦後の文脈から考える
楊逵の作品改訂にみる戦後初期台湾の文化再建
呉濁流「ポツダム科長」にみえる創られた台湾人「新女性」)
第3部 あらわれた「台湾女性」―戦後島外からおし寄せた力のもとに(『台湾新生報』『台湾婦女週刊』に掲載された新詩の意味
陳〓貞『漂浪の小羊』に描かれた女性たち)

著者紹介

豊田 周子 (トヨダ ノリコ)  
1978年生まれ。名城大学外国語学部准教授。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。専門は台湾文学・中国語圏の近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)