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文明と覇権から見る中国

シリーズ日本人のための文明学 1

出版社名 ウェッジ
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-86310-246-0
4-86310-246-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 302P 20cm

商品内容

要旨

米中覇権、一帯一路、台湾有事、一党独裁、知能化戦争、華夷思想。台頭著しい中国を前に日本人が持つべき視座。フォーラム「文明学の世紀」(座長・中西輝政)メンバー21名による中国理解の羅針盤!

目次

第1部 中国と近代文明(近代中国の知識人は「文明」をどのように捉えたのか(川尻文彦(愛知県立大学教授))
近代化の果てに出現した中国―中華人民共和国の履歴書(北村稔(立命館大学名誉教授))
中央ユーラシアにおける清朝とロシア帝国―多元的文明の接触(山添博史(防衛研究所主任研究官)))
第2部 中国と「辺境」の対峙(中国とその「辺境」認識―沖縄からモンゴルへ(岡本隆司(京都府立大学教授))
中国の中央=地方関係と北京=香港関係(三宅康之(関西学院大学教授))
台湾民主化と中台危機の構造―統合と分離の政治力学(井尻秀憲(東京外国語大学名誉教授))
事大と交隣―大陸と半島と列島(岡本隆司(京都府立大学教授)))
第3部 台頭する中国との関係(中国の「知能化戦争」―「パンデミック」以後、種としての人類の未来とディストピア(浅野亮(同志社大学教授))
東南アジアにとっての中国問題(三宅康之(関西学院大学教授)))

出版社・メーカーコメント

文明史の広大な視野から解き明かす中国膨張の論理と本質!2008年7月から始まったフォーラム「文明学の世紀」(京都大学名誉教授・中西輝政主宰)は、日本と中国との関係を長期的・短期的の両視座から省察できる会として10年以上続いている。中国文明論、日中歴史分野、日米関係、中東、ロシアなどの研究者・ジャーナリストなど21名の議論をベースに、各メンバーが文明学的視座から執筆。日本人が自身の「文明」について考えるために、また台頭目覚ましい隣国「中国」を前に、どのような視点を持てばよいのか提示する、フォーラム発表の集大成。

著者紹介

中西 輝政 (ナカニシ テルマサ)  
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学教授を歴任。石橋湛山賞(1990年)、毎日出版文化賞・山本七平賞(1997年)、正論大賞(2002年)、文藝春秋読者賞(2001年、2005年)受賞。専門は国際政治学、国際関係史、文明史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)