• 本

白いイトウ 開高健が釣りに目覚めた魚・自然・人

出版社名 つり人社
出版年月 2026年7月
ISBNコード 978-4-86447-775-8
4-86447-775-2
税込価格 2,970円
頁数・縦 311P 19cm

商品内容

要旨

開高健にイトウを釣らせた男の名著。『湿原のカムイ―幻のイトウを追って―』復刻・改題新装版。キングサーモン、マスキー、モンゴルのイトウ…世界の大魚をものにしてきた開高健の輝ける釣り歴は、1968年5月、根釧原野の2尾のイトウから始まった。作家が魅せられ愛した土地の魚、自然、人。それらを現地で長年見つめ作家と親交を結び、漫画『釣りキチ三平』「〓の原野」では“鳴鶴先生”のモデルになった洋画家が、文字で描く北の自然と人の情景。

目次

北の老釣師
白いイトウ
自然に生きる
おかしな人たち
湿原の四季
荒野に晒された声
特別付録 湿原の釣り

出版社・メーカーコメント

知る人ぞ知る名著が令和の時代によみがえる!著者・佐々木栄松は1913年北海道生まれの洋画家。“湿原の画家”とも称され、釧路湿原の燃え立つような生命感あふれる作品を描いた。一方ではイトウ釣りの名手でもあり、『釣りキチ三平』イトウ釣りの章では「鳴鶴先生」のモデルとして登場。また開高健を現地案内し「幻の魚」イトウを釣らせたことがきっかで開高は釣りに目覚め、数々の釣り紀行作品を生み出すもととなった。そして二人は長く親交を結んだ。本書は、二見書房「釣魚名著シリーズ」『湿原のカムイ 幻のイトウを追って』(佐々木栄松 著)の復刻であるとともに、巻頭には著者の絵画作品、そして巻末には開高健が釧路湿原で初めてイトウを釣りあげた時のようすを著わした文章「釣り人・開高健誕生の瞬間」が特別付録として収載される。画家(著者)の“憧れの幻”である表題作の「白いイトウ」をはじめ、釧路の湿原と川を舞台に、画家ならではのまなざしが捉えた自然・イトウ・人間が織りなす数々の北国のドラマ。その情景は、本書のなかで永遠の命を与えられ輝きを放ち続ける。釧路湿原は現在、メガソーラー問題でも大揺れで世間の注目の的。本書はその釧路湿原の原初的な自然が克明に描写されており、その意味でも大変貴重である。

著者紹介

佐々木 栄松 (ササキ エイショウ)  
1913年北海道北見国置戸生まれ。少年時代から独学で絵を描き始め、釧路市の石版印刷会社で働きながら水彩・デッサン・石版画・グラフィックデザインなど様々な表現手法を体得する。油絵を本命として郷土東北海道の自然のなかの人物や動物を描いてきたが、終戦後は湿原に独り寝起きし、不毛の湿原の自然を主題として制作を続けた。釧路を拠点とし、美術関係団体には属せず創作活動を一貫した。2012年1月11日、満98歳で生涯を閉じる。2013年6月15日、特定非営利活動法人佐々木榮松記念釧路湿原美術館オープン。同館には佐々木栄松の作品のほか、釣り具も展示されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)