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風の吹き抜ける部屋

銀河叢書

出版社名 幻戯書房
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-86488-063-3
4-86488-063-8
税込価格 4,730円
頁数・縦 427P 20cm

商品内容

要旨

同時代を共に生きた戦後作家たちへの追想。今なお謎めく創作の秘密。そして、死者と生者が交わる言葉の祝祭へ。現代文学の最前衛を走り抜けた小説家が問い続けるもの―。小説とは何か、“私”とは何か。

目次

1(輸中根性―長良川
おくに言葉 ほか)
2(武田泰淳
平野謙 ほか)
3(いかに宇野浩二が語ったかを私が語る
小説とは何か―私の「最終講義」)
4(分り易くはいうまい
わが「鈍器」の意味 ほか)

著者紹介

小島 信夫 (コジマ ノブオ)  
1915年2月28日、岐阜県生まれ。旧制岐阜中学校、第一高等学校を経て、41年東京帝国大学文学部英文科卒業。42年より中国で従軍、敗戦でポツダム伍長となる。46年復員。48年から千葉県立佐原女子高等学校に勤務し、49年東京都立小石川高等学校へ移る。54年明治大学工学部助教授、そののち理工学部教授として85年の定年まで在任。55年「アメリカン・スクール」で芥川賞、65年『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、72年『私の作家評伝』全三巻で芸術選奨文部大臣賞、81年『私の作家遍歴』全三巻で日本文学大賞、82年『別れる理由』全三巻で日本芸術院賞、83年同作で野間文芸賞、98年『うるわしき日々』で読売文学賞を受賞。89年日本芸術院会員となり、94年文化功労者に選出、2004年旭日重光章受章。06年10月26日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)