• 本

精読小津安二郎 死の影の下に

出版社名 言視舎
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-86565-095-2
4-86565-095-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

小津は細部に宿る。映画もまた文学テキストである。精読することではじめて明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。

目次

1 死の影の下に(『父ありき』―死者の集合性、あるいは「無」へ
『宗方姉妹』―ドン・キホーテの運命、あるいは激発する暴力
『麦秋』―死者の眼、そして麦穂の鎮魂
『東京物語』―死の影の下に)
2 小津安二郎と戦争(「敗けてよかった」再考―小津安二郎の戦争・序説
「敗けてよかった」三考―小津安二郎「海ゆかば」と「軍艦マーチ」のあいだ
小津安二郎の見つめた戦争)

著者紹介

中澤 千磨夫 (ナカザワ チマオ)  
1952年、札幌市生まれ。北海道大学水産学部卒業。同大学大学院文学研究科(国文学)博士後期課程単位取得満期退学。北海道大学文学部助手などを経て、北海道武蔵女子短期大学教授。全国小津安二郎ネットワーク会長。児童文学ファンタジー大賞選考委員。専門は日本近代文学、映像詩学、現代文化論、考現学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)